「人生の後半、もう一度誰かと心を通わせたい」
「一緒に笑って、安心できる人と出会いたい」
──そんな想いから、50代・60代で婚活を始める方が年々増えています。
結婚=若い世代のものという考え方は、もはや時代遅れ。
現代では、定年を前にして、あるいは子育てを終えてから、自分らしい第二の人生を歩むために“パートナー探し”を始める人が多くいらっしゃいます。
そんな中、2025年3月より、ムーヴオンブライダルが加盟する良縁会のシステムに、新たな選択肢が追加されました。
それが、50歳以上の方向けの「入籍スタイル」登録機能です。
今回はこの制度変更の詳細と、それが婚活にどんな影響をもたらすのか、そして私たち結婚相談所としての現場の声と想いを、丁寧にお届けします。
「入籍スタイル」とは?4つの選択肢で“理想のパートナー像”を明確に
今回新たに追加された「入籍スタイル」は、50歳以上でご登録される方が、
「どのような関係性を望んでいるか」
「パートナーとの生活をどんな形にしたいか」
をあらかじめ明示できる項目です。
具体的な選択肢は、以下の4つ(※複数選択可)です。
① 通常入籍(入籍+同居)
従来の結婚のかたちです。法律上の婚姻を結び、一緒に暮らすスタイル。
② 未入籍婚(事実婚:同居)
入籍はしないが、共に暮らすスタイル。
姓や戸籍を変えず、お互いの生活を尊重しながらパートナーとして生きていく形。
③ 通い婚(入籍+別居)
法的に結婚はするが、お互いの自宅を維持しながら、定期的に会うスタイル。
近年、シニア層を中心に支持されている新しいパートナーシップの形です。
④ 茶飲み友達(非婚+別居)
入籍もせず、生活も別々。ただし精神的なつながりを大切にし、お互いに人生の“支え”となる関係。
これまでの「結婚」のイメージにとらわれない、
“第二の人生”ならではの豊かな選択肢が提示された形です。
実際の声①|「50代からの再婚、同居には不安がある」という女性のケース
名古屋市在住の女性(58歳)は、子どもが独立したタイミングで婚活を始められました。
「再婚はしたいけれど、ずっと一人でやってきた生活リズムを壊したくない」
「今さら、生活費や家事分担でモヤモヤするのは避けたい」
という思いから、当初は「結婚=同居」がどうしてもイメージできなかったそうです。
そこで彼女が選んだのが、「通い婚」というスタイル。
同年代でバツイチの男性と出会い、お互いの生活を尊重しつつ、週末だけ会う関係を築きました。
「気兼ねせずに、でも心はつながっている。私にとって、いちばん心地よい距離です」
このような関係性は、まさに今回の新制度で正式にプロフィール上へ反映できるようになりました。
実際の声②|「入籍にはこだわらないが、支え合える人がほしい」という男性のケース
一方で、60歳で初婚の男性からはこんな声も。
「結婚という形にはこだわらない。でも、一緒に晩ご飯を食べたり、たまには旅行に行ける人がいたらなと思う」
この方は長く独身生活を送っており、自由を尊重したい思いも強く、誰かと暮らすことに少し不安を感じていました。
しかし、同じような価値観を持つ女性と出会い、「茶飲み友達」という選択肢で自然な形でつながることができました。
「これまでのどんな肩書きより、“あなたがいてくれてよかった”と言われたときが一番うれしかったです」
こうした温かな関係が、制度的にも“正面から表現できる”ようになったことには、大きな意義があります。
システム上の変更点|検索精度がアップし、ミスマッチが減少
今回の変更により、検索画面にも「入籍スタイル(50歳以上)」が追加されました。
これはつまり、
- お見合い前に、相手の希望スタイルを確認できる
- 自分の価値観に近い人だけにアプローチできる
というメリットが生まれたということ。
これまで、成婚に至る前段階で「えっ、そんな希望だったの…?」というズレがあった方も、初期の段階で認識を共有できるため、お見合いから交際までがスムーズになります。
また、プロフィール欄に表示される表記も統一され、
【入籍スタイル:通い婚、未入籍(事実婚)】
のように記載されるため、互いの意志を丁寧に確認することが可能です。
仲人の視点|“曖昧”を減らし、“誠実さ”が際立つ時代へ
この制度は、ただの項目追加ではありません。
私たち仲人にとっても、非常に大きな意味を持っています。
たとえば、今までは
- 「まだ気持ちが定まらないので…」
- 「成婚が見えてから考えます」
と曖昧な表現をされることも多く、交際中に迷いが出るケースが少なくありませんでした。
しかし今回、登録時点で選択が“必須”となったことで、自分の理想を一度立ち止まって見つめる機会になります。
これは結果として、
- 自分に合う人がどんな人かを明確にする
- 相手の選び方に“軸”ができる
という婚活全体の質向上にもつながっていくのです。
終わりに|結婚の形はひとつじゃない。だから、あなたに合う道を選べばいい
結婚は、ゴールではありません。
ましてや「こうでなければいけない」ものでもありません。
同じ屋根の下で暮らす結婚もあれば、週末だけ顔を合わせる関係もある。
姓を変えずに寄り添い合うカップルもいれば、戸籍に残らない深い絆もある。
私たちは、そんな“多様な幸せ”の形にもっと光が当たる世の中であってほしいと願っています。
50代、60代からの婚活は、
過去の経験があるからこそ、見えてくる“本当に大切なもの”に気づくチャンスです。
- 「自分らしい暮らしを手放したくない」
- 「だけど、誰かと支え合いたい」
そんな気持ちがあるなら、どうかその想いを大切にしてください。
ムーヴオンブライダルでは、「入籍スタイル」を含めた細やかなヒアリングを行い、あなたの理想に近いご縁を丁寧に繋いでいきます。
幸せは、かたちに縛られなくていい。
あなたらしい“結び方”を、これから一緒に探していきましょう。
ムーヴオンブライダル<公式>
https://moveon-b.net/
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