婚約指輪の相場はいくら?年齢・年収と結婚費用から考える後悔しない選び方

婚約指輪のダイヤの大きさは?年齢・予算別に後悔しないカラットの選び方 恋愛アドバイス

婚約指輪を選ぶとき、多くの方が最初に迷うのが 「いくらくらいの指輪を贈ればいいのか」ということです。

世間の平均より安いと、相手をがっかりさせるのではないか。 反対に、無理をして高価な指輪を選び、結婚後の生活に負担を残すのも違う気がする。

婚約指輪には平均価格があります。 年齢による相場も、年収から考える目安もあります。 ただし、平均に合わせれば正解というものではありません。

この記事では、婚約指輪の世間相場を確認したうえで、 本人の年収、住まい、結婚式、新婚旅行などを含めた総予算から、納得できる金額を考える方法を解説します。

先に結論

婚約指輪の平均購入額は、調査によって差がありますが、 おおむね40万円前後です。

ただし、実際の予算を決めるときは、年齢の平均よりも 本人の年収、貯蓄、結婚準備全体の費用を優先して考えます。

そして最後に大切なのは、 なぜその指輪を選び、どのような気持ちで相手に渡すのかです。

この記事で分かること
  • 婚約指輪の現在の平均購入額
  • 35歳・40歳・45歳・50歳前後の年収と世代別相場
  • 本人の年収から予算を考える方法
  • 新居・結婚式・旅行を含めた予算配分
  • 仲人として考える「婚約指輪を贈る意味」

婚約指輪の世間相場はいくら?

婚約指輪の平均購入額は、調査する時期や対象者によって異なります。

マイナビウエディングが2025年に実施した調査では、 婚約指輪の平均購入額は43.9万円でした。 一方で、最も多かった価格帯は20万円以上30万円未満で、 全体のおよそ半数が30万円未満を選んでいます。

つまり、平均が約44万円だからといって、 多くの人が40万円以上の指輪を購入しているとは限りません。

一部の高額な指輪が平均価格を引き上げることがあります。 婚約指輪では、平均額と最も多く選ばれる価格帯が一致しないことに注意が必要です。

「給料3か月分」は現在の基準ではない

婚約指輪と聞くと、「給料3か月分」という言葉を思い出す方もいるでしょう。

しかし、現在は給料の3か月分を必ず用意するという考え方は一般的ではありません。 仮に月収40万円の方が3か月分を用意すれば120万円になりますが、 実際の購入相場とは大きく離れます。

現在は、昔からの決まりに合わせるよりも、 自分たちの収入と結婚後の生活に合わせて決める方が現実的です。

年齢で見る婚約指輪の相場

婚約指輪は、年齢が上がるほど高額になる傾向があります。 年齢とともに収入や貯蓄が増え、品質やブランドを重視しやすくなるためです。

ただし、35歳、40歳、45歳、50歳という一歳刻みの正確な婚約指輪平均額は、 信頼できる大規模調査では公表されていません。

そのため、ここでは国税庁が公表している男性の年齢階層別平均給与と、 30代・40代の婚約指輪調査を組み合わせて、世間相場の見方を整理します。

参考年齢 該当する年齢層 男性の平均給与 婚約指輪の世代別参考値 読み方
35歳 35~39歳 574万円 30代平均 約39.5万円 30万~40万円前後が一つの目安
40歳 40~44歳 630万円 40代平均 約64万円という調査あり 価格帯は広く、20万~60万円以上まで分散
45歳 45~49歳 663万円 年齢より本人の収入と価値観で差が出やすい
50歳 50~54歳 709万円 50代単独の十分な公表データは少ない 全体平均ではなく、本人の経済状況を優先

40代の婚約指輪平均を64万円とする調査もありますが、 これを「40代なら64万円用意すべき」という意味で受け取る必要はありません。

40代は、10万円未満を選ぶ方もいれば、80万円以上を選ぶ方もおり、 購入金額が大きく分かれやすい年代です。 高額購入者の割合によって、平均額も大きく変わります。

年齢別相場の使い方

年齢の相場は「同世代がどの程度の指輪を選んでいるのか」を知る参考です。 自分が支払うべき金額を決める基準ではありません。

35歳の婚約指輪はいくらが目安?

35歳は、30代の婚約指輪平均である約39.5万円が一つの参考になります。 男性の35~39歳の平均給与は574万円です。

ただし、住宅購入や出産、転職など、これから大きな支出を予定している方も多い年代です。 世間体だけで高額な指輪を選ぶより、 20万~40万円前後を中心に、本人の年収と今後の支出から考えるのが現実的です。

40歳の婚約指輪はいくらが目安?

40~44歳男性の平均給与は630万円です。 収入や貯蓄に余裕が出ている方は、30万~50万円以上の指輪も選びやすくなります。

一方で、住宅ローンや子どもに関する支出などを抱えている場合、 年収が高くても自由に使える金額が多いとは限りません。

40歳だから高額な指輪が必要なのではなく、 40歳まで築いてきた生活と、これから二人で作る生活の両方を見ることが大切です。

45歳の婚約指輪はいくらが目安?

45~49歳男性の平均給与は663万円です。 仕事上の立場や収入が安定し、若い頃より品質やブランドにこだわれる方も増えます。

しかし、再婚、親の介護、既存の住宅ローンなど、家庭事情が多様になる年代でもあります。 30万~60万円前後まで幅広く考えながら、 何にお金をかけることが二人にとって幸せなのかを話し合う方が重要です。

50歳の婚約指輪はいくらが目安?

50~54歳男性の平均給与は709万円です。 ただし、50代だけを対象にした信頼できる婚約指輪平均額は多くありません。

50歳だから50万円以上、という単純な決め方はできません。 経済的に余裕があり、記念として質の高い指輪を選ぶ方もいれば、 すでに住まいや家具が整っているため旅行や趣味に予算を使う方もいます。

この年代では特に、 世間の相場に合わせるより、お互いの価値観に合う選択をすることが大切です。

年収で見る婚約指輪の相場

年齢の平均は参考になりますが、実際に婚約指輪の予算を考えるなら、 年齢より本人の年収を優先する方が合理的です。

35歳でも年収800万円の方と、50歳で年収400万円の方では、 無理なく用意できる金額が異なります。

ただし、年収だけで機械的に決めるのも危険です。 同じ年収600万円でも、家賃が必要な方と、住居費がほとんどかからない方では、 実際に使える金額に大きな差があるからです。

本人の年収 検討しやすい価格帯 考え方
300万円未満 10万~20万円前後 無理をせず、デザインや実用性を優先
300万~400万円 15万~30万円前後 新生活費を残しながら選ぶ
400万~500万円 20万~35万円前後 世間の中心価格帯から選びやすい
500万~600万円 25万~45万円前後 品質・デザイン・ブランドの優先順位を決める
600万~800万円 30万~60万円前後 将来の支出に無理がなければ選択肢が広がる
800万円以上 40万円以上も検討可能 金額ではなく、相手の好みと使い方を重視

この表は統計上の「平均購入額」ではなく、 世間相場と家計負担を踏まえた検討しやすい予算の目安です。 住宅費、貯蓄、扶養家族、借入れの有無によって適正額は変わります。

年収の何%なら正解、とは決められない

「年収の何%を婚約指輪に使うべきですか」と聞かれることがあります。 しかし、婚約指輪だけを切り離して割合を決める必要はありません。

年収が同じでも、貯蓄や住居費、結婚式の有無によって、 結婚準備に使えるお金は変わります。

年収は、無理をしていないかを確認する基準にはなりますが、 相手への気持ちを金額に換算する基準ではありません。

年齢と年収、どちらを優先する?

優先順位は「年収」が上です

年齢は世間相場を知るための参考。 年収は、自分が無理なく用意できる金額を考えるための参考です。

実際の予算決定では、年収に加えて、 貯蓄と結婚準備全体の支出を確認します。

たとえば、45歳の婚約指輪相場が高いからといって、 現在の年収や貯蓄に合わない指輪を購入する必要はありません。

反対に、35歳で平均年収を大きく上回り、 住居費などの負担も少ないのであれば、 平均より指輪にお金をかける選択も不自然ではありません。

  1. 年齢別相場を確認する
    同世代がどのくらいの価格帯を選んでいるかを知ります。
  2. 本人の年収と貯蓄を確認する
    無理なく支払える上限を考えます。
  3. 結婚準備全体の予算を確認する
    新居、結婚式、旅行、家具・家電なども含めます。
  4. 相手が大切にしているものを確認する
    指輪の大きさ、ブランド、デザイン、旅行など、優先順位を話し合います。

婚約指輪だけではなく、結婚準備全体で予算を考える

結婚には、婚約指輪以外にもさまざまな費用がかかります。

指輪の金額だけを見て高い、安いと判断するのではなく、 二人が結婚のスタートに使える総額を、どこに配分するかという視点が必要です。

住まいにお金がかからない

すでに住居がある、社宅を利用できる、実家の所有物件に住めるなど、 住居費を抑えられる場合は、その分を指輪に回すことができます。

マンションや住宅を購入する

頭金、引っ越し、家具・家電に大きな費用が必要なら、 指輪を控えめにする選択にも十分な理由があります。

結婚式を小規模にする

結婚式を行わない、あるいは家族中心の小規模な式にする代わりに、 長く残る指輪に予算をかける考え方もあります。

新婚旅行を重視する

二人の思い出や経験を大切にし、指輪は控えめにして、 新婚旅行に予算を使う選択もあります。

旅行を控えて指輪を重視する

旅行よりも、いつまでも手元に残る記念品を大切にしたいなら、 指輪に予算を配分するのも自然です。

結婚後の生活を優先する

将来の生活に安心を残すため、指輪も式も旅行も無理をしない。 これも十分に責任ある選択です。

どれが正しいというものではありません。

指輪にお金をかける夫婦が愛情深く、 旅行や新居にお金をかける夫婦が現実的というわけでもありません。

大切なのは、 二人が何を大切にしたいのかを共有し、納得して配分することです。

予算別に選べる婚約指輪

10万~20万円

小ぶりなダイヤモンドやシンプルなデザインを中心に選べる価格帯です。 ブランド名より、デザインや品質とのバランスを重視すると選択肢が広がります。

20万~30万円

婚約指輪で多く選ばれている価格帯です。 シンプルな一粒ダイヤから、メレダイヤを使った華やかなデザインまで検討できます。

30万~40万円

ダイヤモンドの品質、サイズ、デザインのバランスを取りやすい価格帯です。 30代の平均購入額にも近く、多くの方にとって比較しやすい基準になります。

40万~60万円

ダイヤモンドの大きさや品質、ブランドにこだわりやすくなります。 ただし、価格を上げる目的をはっきりさせることが大切です。

60万円以上

大きなダイヤモンド、希少性の高い品質、ハイブランド、オーダーメイドなどが選択肢に入ります。

高額であること自体を目的にするのではなく、 相手が何に価値を感じるのかを確認しましょう。

同じ30万円でも選び方は変わります

ブランドを優先するのか、ダイヤモンドの大きさを優先するのか、 品質やデザインを優先するのかによって、選べる指輪は変わります。

予算内で品質を高める考え方については、次の記事で詳しく解説しています。

▶ 婚約指輪は値段より想いが大切|予算内で後悔しない選び方

婚約指輪の価格とダイヤモンドの大きさ

婚約指輪の価格を大きく左右するものの一つが、ダイヤモンドです。

ただし、ダイヤモンドは大きさだけで価格が決まるわけではありません。 カラット、カラー、クラリティ、カットという「4C」の組み合わせによって価値が変わります。

同じ予算でも、カラットを優先するのか、 輝きや透明度を優先するのかによって選択は変わります。

また、手の大きさや指の形、普段の服装によって、 同じカラットでも見え方が異なります。

年齢や年収に対してどの程度のダイヤモンドが自然に見えるのかは、 次の記事で詳しく紹介しています。

▶ 婚約指輪のダイヤの大きさは?年齢・年収別に後悔しない選び方

結婚相談所の仲人として私が思うこと

仲人の視点

婚約指輪には、正解の金額はありません。

年齢別の平均や、年収に合う価格帯を調べることは大切です。 けれど、最終的に考えてほしいのは、 その指輪をどのような気持ちで相手に渡すのかということです。

今は、多くの女性が仕事をしています。 職場の人や友人がいて、両親や家族とのつながりがある方も多いでしょう。

結婚が決まれば、「結婚することになりました」と周囲に報告します。 あなたとの写真を見せながら、「どんな人なの?」と聞かれることもあるでしょう。

そのとき、婚約指輪を受け取っていれば、 嬉しそうに指輪を見せる女性もいると思います。

それは、単に高価なものを自慢したいという話ではありません。

指輪を見た家族や友人が、 「大切にされているんだね」「幸せそうだね」と感じるきっかけになることがあります。

婚約指輪が、あなたの愛情のすべてではありません。 指輪の価格だけで、あなたが良い結婚相手かどうかを決めることもできません。

それでも、まだあなたのことをよく知らない女性の家族や友人にとっては、 婚約指輪が 「この人は彼女との結婚を大切に考えている」 と感じる一つの材料になることがあります。

結婚して相手を守っていくこと。 相手に幸せでいてもらうこと。

それは、一度の大きな行動だけで成し遂げるものではないと思います。

相手が何を望んでいるかを考えること。 必要な場面で気持ちを形にすること。 相手の大切な人たちにも安心してもらえる振る舞いをすること。

こうした一つひとつの積み重ねが、 「この人と結婚してよかった」と思ってもらえる関係につながるのではないでしょうか。

女性が「指輪はいらない」「安いのでいい」と言ったら?

もちろん、婚約指輪を購入しない選択もあります。

指輪に興味がなく、その分を新居や旅行に使いたいという女性もいます。 二人が話し合い、納得して決めたのであれば、指輪を贈らないことも立派な選択です。

ただし、一つだけ考えてほしいことがあります。

女性から、

「婚約指輪はもったいないから、いらないよ」

「そんなに高いものじゃなくていいよ」

と言われたとき、その言葉をそのまま受け取ってよいのでしょうか。

本当に必要ない方もいます。 一方で、相手の負担を考えて遠慮している方、 欲しいと言うのが申し訳なくて言えない方もいます。

「いらないと言ったから買わなかった」で終わらせるのではなく、 本当に必要ないのか、遠慮しているのかを確認することが大切です。

女性の「いらない」は、どこまで信用していい?

本当に欲しくない場合と、遠慮して言えない場合の見分け方、 指輪を贈らないと決める前に確認したいことは、別の記事で詳しく解説します。

婚約指輪はいらない?女性の本音を読む

婚約指輪はいつ渡す?

婚約指輪の予算が決まったら、次に考えたいのが渡すタイミングです。

プロポーズのときに渡す方法もあれば、 プロポーズ後に二人で選び、両家顔合わせや結納までに用意する方法もあります。

注文から受け取りまで時間がかかることもあるため、 結婚の予定が見えてきたら早めに確認しましょう。

▶ 婚約指輪はいつ渡す?プロポーズ・結納・顔合わせの違い

婚約指輪の相場に関するよくある質問

婚約指輪の平均価格はいくらですか?

調査によって違いがありますが、現在の平均購入額はおおむね40万円前後です。 ただし、最も多い購入価格帯は20万~30万円未満という調査もあり、 平均額だけで予算を決める必要はありません。

婚約指輪は給料3か月分必要ですか?

必要ありません。 「給料3か月分」は現在の購入実態とは合わない場合が多く、 本人の年収、貯蓄、結婚準備全体の費用から考える方が現実的です。

30万円の婚約指輪は安いですか?

30万円は、現在の購入価格帯の中心に近い金額です。 安すぎる金額ではありません。 ブランド、ダイヤモンド、デザインのどれを優先するかによって、 十分に納得できる指輪を選べます。

40歳なら高額な婚約指輪を選ぶべきですか?

年齢だけで金額を決める必要はありません。 40代は購入価格が高い方もいますが、価格帯は広く分散しています。 本人の年収や貯蓄、住宅費などを優先して考えましょう。

年収400万円なら婚約指輪はいくらが目安ですか?

20万~35万円前後が検討しやすい範囲ですが、決まりではありません。 貯蓄や住居費、新生活に必要な金額を残したうえで、 無理のない予算を設定してください。

婚約指輪を買わない選択もありますか?

あります。 ただし、相手の「いらない」が本心なのか、 費用を心配して遠慮しているのかは、丁寧に確認した方がよいでしょう。

婚約指輪は一緒に選んでもいいですか?

問題ありません。 サイズやデザインの失敗を防ぎやすく、本人が本当に気に入る指輪を選べます。 プロポーズでは仮のリングやダイヤモンドだけを贈り、 後日二人でデザインを選ぶ方法もあります。

まとめ|平均を知り、二人の答えを決める

婚約指輪の相場は、おおむね40万円前後です。 ただし、平均より安いから気持ちが足りないわけでも、 平均より高ければ相手を幸せにできるわけでもありません。

年齢別の相場は、世間の感覚を知るための参考です。 実際の予算を決めるときは、本人の年収、貯蓄、住まい、結婚式、新婚旅行など、 結婚準備全体を見て考えます。

そのうえで、 相手は何を喜ぶのか、自分はどのような気持ちを伝えたいのかを考えてください。

婚約指輪は愛情のすべてではありません。 しかし、言葉だけでは見えない気持ちを形にし、 婚約したときの思いを長く残してくれるものでもあります。

参考資料
  • 国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」
  • マイナビウエディング「婚約指輪の相場~年代別の平均金額」
  • ゼクシィ「婚約指輪の相場は?年代別の平均購入価格」

※年収は1年を通じて勤務した民間給与所得者の平均給与です。 個人の職業、雇用形態、地域、企業規模などによって異なります。

※婚約指輪の購入額は、調査対象や回答者数によって結果が異なります。 年齢ごとの金額は、購入義務や推奨金額を示すものではありません。

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