結婚式は挙げる?挙げない?後悔しない決め方|しない割合・費用も解説

結婚式は挙げる?挙げない?後悔しない決め方|しない割合・費用も解説 結婚コンサル
結婚式は挙げる?挙げない?後悔しない決め方|しない割合・費用も解説

「結婚式って、本当に挙げたほうがいいのかな?」

結婚が決まったあと、意外と多くのカップルが悩むのが「結婚式をするか、しないか」という問題です。

昔は結婚すれば式を挙げることが当たり前のように考えられていましたが、現在はそうではありません。

盛大な披露宴を行う人もいれば、家族だけの少人数婚、食事会、フォトウェディングを選ぶ人もいます。

そして、何もしないという選択もあります。

大切なのは「結婚式をすること」ではありません。

二人が何を大切にしたいのかを話し合い、どちらか一方が我慢することなく決められるかということです。

この記事では、結婚式を挙げるメリット・挙げないメリットだけでなく、

「あとから後悔しやすいのはどんなケースなのか」

そして結婚相談所の仲人として感じる、婚活中から確認しておきたい結婚式に対する価値観まで詳しく解説します。

結婚式を挙げる人・挙げない人はどのくらい?

現在は、「結婚したら必ず結婚式」という時代ではなくなっています。

マイナビウエディングの「結婚・結婚式の実態調査2025」では、2024年7月から2025年6月までに結婚した20~49歳の男女のうち、結婚式を実施済み、またはこれから実施予定と回答した人は59.1%でした。

一方で、「結婚式を挙げていない・今後も挙げる予定はない」人は26.3%

さらに、写真だけを選択・検討する人もいます。

つまり現在は、

「式を挙げる・挙げない」の二択ではなく、二人に合った形を選ぶ時代

になっていると考えたほうが自然でしょう。

結婚式を挙げない理由として多かったのは、「他のことにお金をかけたかった」という回答です。

住宅、新婚旅行、引っ越し、家具・家電、将来の貯蓄。

結婚した直後は、結婚式以外にもまとまったお金が必要になります。

そのため、

「結婚式が嫌いだからやらない」

という人だけではなく、

「やりたいことの優先順位を考えて、あえて結婚式を選ばない」

というカップルも増えています。

結婚式を挙げるメリット

まずは、結婚式をすることで得られるものを考えてみましょう。

1.結婚したという実感を持ちやすい

婚姻届を提出すれば、法律上は夫婦になります。

ただ、日常生活は翌日から突然大きく変わるわけではありません。

結婚式という一つの節目を作ることで、

「これから二人で家庭をつくっていくんだ」

という実感を持ちやすくなる人もいます。

2.家族や大切な人に一度に報告できる

親、兄弟姉妹、親戚、友人、仕事関係者。

それぞれに個別で結婚を報告するのは意外と大変です。

結婚式は、これまで自分たちを支えてくれた人に、二人揃って感謝を伝えられる機会でもあります。

3.両家が「家族になった」と感じやすい

結婚は二人のものですが、親にとっても大きな出来事です。

結婚式や食事会をきっかけに両家が顔を合わせることで、その後の関係が作りやすくなることもあります。

4.写真や思い出が残る

結婚生活が長くなると、結婚当初の気持ちを思い出す機会は少なくなります。

写真や動画が残っていれば、

「このとき、こんな気持ちだったね」

と振り返ることができます。

将来子どもが生まれたとき、結婚式の写真を一緒に見るという人もいるでしょう。

結婚式を挙げるデメリット

もちろん、結婚式には良い面ばかりではありません。

1.まとまった費用が必要になる

ゼクシィ結婚トレンド調査では、挙式・披露宴・ウエディングパーティーを含めた総額の全国平均は343.9万円となっています。

もちろん、これはあくまで平均です。

人数、会場、料理、衣装、演出などによって費用は大きく変わります。

ご祝儀があるため全額を二人で負担するとは限りませんが、数百万円規模のお金が動くイベントであることに変わりはありません。

2.準備に時間がかかる

会場選び、衣装、招待客、料理、席次、演出、引き出物。

結婚式は決めることがたくさんあります。

仕事をしながら準備を進めるカップルの場合、思った以上に負担になることがあります。

3.準備をきっかけに喧嘩することもある

実はここが重要です。

「式場はどこでもいい」

「そんな演出にお金をかける必要ある?」

「あなたの親の希望ばかり聞いてない?」

結婚式の準備では、今まで見えていなかった価値観の違いが一気に出てくることがあります。

結婚式で揉めているように見えて、実際にはお金・家族・人付き合い・役割分担について揉めていることは珍しくありません。

結婚式を挙げないメリット

1.結婚後の生活にお金を回せる

結婚式をしない最大のメリットとして挙げられるのが、費用です。

結婚すると、

新居、引っ越し、家具、家電、新婚旅行、車、住宅購入、将来の子育てなど、さまざまな支出があります。

「一日のイベントより、これからの生活に使いたい」

という考え方も立派な価値観です。

2.準備による負担が少ない

人前に出るのが苦手だったり、大勢を招待することにストレスを感じたりする人もいます。

そうした人にとって、結婚式をしない選択は精神的にも楽です。

3.人間関係で悩みにくい

「この人を呼んだら、あの人も呼ばないといけない」

「職場はどこまで呼ぶ?」

「親戚は?」

結婚式では、招待客を決めるだけでも気を遣います。

式をしなければ、こうした悩みはかなり減ります。

では、結婚式を挙げないと後悔する?

ここが一番気になるところではないでしょうか。

結論から言えば、

結婚式を挙げなかったから必ず後悔するわけではありません。

ただし、二人のどちらかが本当はやりたかったのに、我慢して「やらない」と決めた場合は後悔が残りやすくなります。

たとえば、

女性「本当はドレスを着てみたかった」
男性「もったいないから必要ないでしょ」

という状態で終わってしまった場合。

そのときは納得したつもりでも、友人の結婚式に参加したり、SNSで写真を見たりしたとき、

「私は一度も着られなかったな」

という気持ちが出てくる可能性があります。

逆も同じです。

本当は式を望んでいない相手に、

「普通はするものだから」

「親が楽しみにしているから」

という理由だけで大規模な式を強く求めれば、相手には負担として残るかもしれません。

後悔しやすいのは「する・しない」より決め方

結婚相談所で多くの男女を見ていると、結婚生活で重要なのは、

意見が完全に同じことではありません。

違う意見が出たときに、どう着地点を探せるかです。

結婚式についても同じです。

こんな決め方になっていませんか?

□ 「普通はこうする」で決める
□ 金額だけで即決する
□ 親の希望だけで決める
□ 面倒だから話し合わない
□ 一方が諦めればいいと思っている
□ 相手が「どちらでもいい」と言ったので本音を確認しない

これらは、結婚式そのものよりも結婚後の夫婦関係に少し注意したいサインです。

結婚式は「する・しない」の二択ではない

もし二人の意見が合わないなら、ゼロか100かで考える必要はありません。

現在はさまざまな選択肢があります。

スタイル 向いている人 特徴
一般的な結婚式・披露宴 家族・友人にも祝ってほしい 節目としての実感を持ちやすい
少人数婚 大規模な式は避けたい 家族・親しい人を中心にできる
家族だけの食事会 両家へのお披露目を重視 比較的シンプルで準備も少ない
フォトウェディング 式は不要でも写真は残したい ドレス・和装の思い出を残せる
何もしない 二人とも式を望んでいない 費用や準備の負担を抑えられる

たとえば、

「私はドレスを着たい。でも大勢の人を呼ぶ必要はない」

ならフォトウェディング。

「親には晴れ姿を見せたい。でも300万円の披露宴までは必要ない」

なら家族婚や食事会。

このように二人が本当に欲しいものだけ残すという考え方もできます。

結婚相談所の仲人として感じること

ここからは、少し婚活の話をします。

結婚式についての価値観は、実は結婚が決まってから突然生まれるものではありません。

婚活中の会話にも、その人の考え方はかなり出ています。

結婚式の話には「お金の価値観」が出る

「結婚式に300万円使うくらいなら住宅資金にしたい」

「一生に一度だから、お金をかけてもやりたい」

どちらが正解ということではありません。

重要なのは、

何にお金を使うことを“価値がある”と感じる人なのか。

ということです。

結婚後にも、旅行、車、住宅、教育、趣味など、お金について意見が違う場面は何度も出てきます。

結婚式の話には「家族との距離感」が出る

「親が希望しているから式をしたい」

という人もいれば、

「結婚は二人のことだから親は関係ない」

という人もいます。

これもどちらが正しいという話ではありません。

ただ、親との付き合い方に対する考え方が大きく違えば、結婚後にも影響します。

「相手の希望をどこまで大事にできるか」も見える

仲人としては、ここを一番大切にしてほしいと思っています。

自分にとって結婚式が重要ではなかったとしても、

相手にとって大切なら、一度きちんと理由を聞いてみる。

逆に、自分にとって憧れだったとしても、相手が強い負担を感じているなら、その理由を聞く。

結婚とは、この繰り返しです。

婚活中なら結婚式についてどこまで確認する?

お見合いの最初から、

「結婚式に何人呼びますか?」

と聞く必要はありません。

まだ関係性ができていない段階では、少し早すぎます。

ただし、真剣交際に進み、具体的な結婚生活について話すようになったら、一度は確認しておきたいテーマです。

真剣交際で話しておきたいこと

・結婚式をしたいか
・大規模な式を希望するか
・家族だけでもよいか
・フォトウェディングでもよいか
・予算をどの程度考えているか
・親の希望をどこまで取り入れるか
・新婚旅行や新居と何を優先するか

全部をその場で決める必要はありません。

「自分はこう考えているけど、あなたはどう?」

くらいから始めれば十分です。

こんな場合は結婚式を挙げてもいい

・二人とも式を楽しみにしている
・家族や友人に感謝を伝えたい
・人生の節目を形として残したい
・ドレスや和装を着たい
・費用について二人が納得している

こういう場合は、無理に「節約したほうがいい」と考える必要はありません。

結婚式に使ったお金以上の思い出を得られる人もいます。

こんな場合は無理に挙げなくてもいい

・二人とも結婚式に魅力を感じていない
・新生活にお金を使いたい
・人前に出ることが大きなストレスになる
・招待したい人がそれほど多くない
・家族も二人の判断を尊重している

「みんなやっているから」

という理由だけで無理をする必要もありません。

ただし「片方だけが我慢」は避けたい

結婚式を挙げる・挙げない以上に大切なのは、ここです。

たとえば、

「自分はいらないから、やらない」

ではなく、

「自分はいらないと思っている。でもあなたがやりたい理由は聞きたい」

と言えるかどうか。

この違いはとても大きいです。

結婚生活では、

家を買うか。
子どもをどうするか。
仕事をどうするか。
親の介護をどうするか。
お金をどう使うか。

もっと大きな意見の違いが出てきます。

結婚式は、ある意味では夫婦になって最初に経験する大きな共同プロジェクトとも言えます。

意見が違ったときに、

「どちらが勝つか」

ではなく、

「二人ならどこに着地できるか」

を考えることが大切です。

結婚式より先に「どんな結婚生活を送りたいか」を考える

結婚式は一日です。

結婚生活は、そのあと何十年と続きます。

だからこそ、

「どんな式にする?」

より先に、

「二人はこれからどんな生活をしたい?」

という話をしてみてください。

旅行をたくさんしたい。

早く住宅を購入したい。

子どものために貯金したい。

家族や友人とのつながりを大切にしたい。

一生に一度の結婚式を思い切り楽しみたい。

そうした未来から逆算すると、二人に合った結婚式の形も見えてきます。

よくある質問

Q.結婚式をしないのは非常識ですか?

いいえ。

現在は結婚式を行わないカップルも珍しくありません。

ただし、親が結婚式を楽しみにしているケースもあるため、「やらないから」で終わらせず、両家には二人の考えを丁寧に伝えたほうがよいでしょう。

Q.結婚式を挙げないと離婚しやすいですか?

結婚式を挙げたかどうかだけで、その後の夫婦関係が決まるわけではありません。

それよりも、結婚式について意見が違ったときに、二人でどのように話し合ったかのほうが重要です。

Q.結婚式はしたくないけどドレスは着たいです

フォトウェディングという方法があります。

「披露宴はいらないけれど写真は残したい」という二人には、とても相性の良い選択肢です。

Q.親だけが結婚式を希望しています

まずは、なぜ親が式を希望しているのかを聞いてみましょう。

「親戚に披露したい」のか、「晴れ姿を見たい」のか、「両家で集まりたい」のかによって解決方法は違います。

晴れ姿を見たいだけならフォトウェディング、両家で集まりたいなら家族食事会など、別の方法で希望を叶えられる場合もあります。

まとめ|正解は「挙げる・挙げない」ではない

結婚式を挙げる人もいます。

挙げない人もいます。

家族だけで行う人も、写真だけを残す人もいます。

どの選択も間違いではありません。

結婚式を挙げないことが後悔につながるのではありません。

本当は希望があったのに言えなかったこと。
相手の希望を聞かずに決めてしまったこと。
どちらか一方だけが我慢したこと。

そうした「決め方」のほうが、あとから心に残ることがあります。

婚活でも結婚生活でも、価値観が100%同じ相手を探す必要はありません。

違いがあったときに、

「じゃあ二人ならどうしようか」

と一緒に考えられる相手かどうか。

結婚相手を考えるうえで、とても大切なポイントだと思います。

結婚する相手とは、価値観が全部同じでなくても大丈夫です。

大切なのは、違ったときに話し合えること。
婚活や結婚について迷っていることがあれば、一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。

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※結婚式の実施割合は「マイナビウエディング 結婚・結婚式の実態調査2025」、結婚式費用については「ゼクシィ結婚トレンド調査」の公表データを参考にしています。費用や実施状況は地域・人数・時期・形式によって異なります。

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