第1章|“ちゃんとしてる”婚活女子が、なぜか選ばれない理由
「清潔感には気をつけてるし、プロフィールも真面目に書いた」
「LINEの返信も丁寧。ドタキャンしないし、愛想だって悪くない」
それなのに──なぜか選ばれない。続かない。うまくいかない。
この悩み、30代〜40代の婚活女子にとって、実はかなり“あるある”です。
そして、周囲や相談員からこう言われて、さらにモヤモヤするんです。
「でも、ちゃんとしてるよね?」「なんで決まらないのか不思議」
…こっちはそれを知りたくて悩んでるんですけど!?
■「ちゃんとしてるのに」の“ちゃんと”は、本当に合ってる?
ここで、ひとつ立ち止まって考えてみたいのは、
“ちゃんとしてる”って、誰基準?
ということです。
あなた自身が「私はちゃんとしてる」と思っていても、
実は“周囲からのよいしょ”と“自分の満足感”で構成された「独自のちゃんと」になっていること、ありませんか?
たとえば──
- 「プロフィール文は真面目に書いた」→でもテンプレ感満載で印象が薄い
- 「デートは失礼のない服で行く」→でも色味も表情も“地味すぎ”て記憶に残らない
- 「相手に失礼がないように気を配ってる」→でも会話は“気遣い100%”で、距離感を縮めづらい
いわゆる“失点しないように”はしてる。
でも、“加点される魅力”はまだ伝えきれていない。
これが、「ちゃんとしてるのに選ばれない」婚活女子の典型パターンです。
■ 共通点①:「条件にハマる人を、条件で選ぶ」
このタイプの女性は、自分が“選ばれない”ことをどこか他責で捉えがちです。
「私はマナーも守ってるし、変なことは言ってないのに…なんで?」
でも、実は無意識にこうなってることが多い:
「“条件にハマる人”の中から、また“条件で選ぶ”」
●「同世代で安定職で、年収は〇万円以上。清潔感があって会話がちゃんとしてて…」
●「趣味もそこそこ合ってて、家族との関係もよくて…」
──はい。
これ、実は相手側にもまったく同じことを求められてる構造、なんです。
つまり、「同じように“ちゃんとしてる”人を、スペックで選び合って、埋もれて終わる」。
それが、“選ばれないちゃんとさん”ループの正体です。
■ 共通点②:「ちゃんとしすぎて、隙がない」
意外かもしれませんが、婚活では“ちゃんとしすぎてる人”ほど、
「なんか…会話が広がらないんですよね」
「可もなく不可もないけど…決め手がない」
と言われがちです。
これは「減点を恐れる姿勢」が原因で、
- 質問には端的に答えるけど“返し”がない
- 相手の話に共感はするけど“リアクション”が薄い
- 自己開示が少ない、雑談に対して“話を盛らない”
など、「嫌われないこと」に全振りしたふるまいになっているパターン。
真面目な人ほど、失敗を避けようとしすぎて“会話の化学反応”が生まれません。
それでは、どれだけ丁寧でも「また会いたい」にはなりにくいのです。
■ 共通点③:「正解を探す婚活」をしてしまう
「プロフィールはこう書くといいらしい」
「LINEは3通目でこの話題に切り替えるといいらしい」
──そのリサーチ精神、素晴らしいです。
でも、
それは“答え合わせ婚活”に偏っていませんか?
婚活って、唯一の正解はありません。
むしろ“相手によって答えが違う”からこそ、応用力や“自分らしい判断軸”が求められるのです。
正解探しは、楽に感じます。
でもその安心感が、結果として「無難」や「個性ゼロ」に繋がってしまうリスクも。
あなたが「これが私らしいと思うから」選んだ服、言葉、笑顔、行動。
それが婚活において、最も“伝わる”プロフィールになることもあるのです。
■ それでも、あなたがダメなわけじゃない
ここまで読んで、「もしかして私、思い当たる…」とギクッとした方もいるかもしれません。
でも、ここが重要です。
あなたは「ダメな人」なのではなく、
「“魅せ方”を、まだ知らなかっただけ」
婚活は、“いい人”でいるだけでは選ばれません。
“この人にもっと近づきたい”と思わせる何かが、
たったひと言・ひと笑い・ひと共感で生まれるんです。
■ 誰でも変われる。「自分の見せ方」は身につけられる
ムーヴオンブライダルでは、こうした“ちゃんとしすぎて空回りするタイプ”の方と、たくさん向き合ってきました。
そして、実際に「少し表現を変えた」「リアクションを増やした」だけで、
プロフィールの反応や交際の展開が変わった方がたくさんいます。
本気で変わるのに、劇的な努力は必要ありません。
“伝え方”を少し変えるだけで、「ちゃんとしてる」は「ちゃんと伝わる」になる。
第2章|“見せ方”を整えて出会いを変えるヒントと実例
「ちゃんとしてるのに選ばれない」理由の多くは、
実は“魅力不足”ではなく、“魅せ方”の工夫不足にあります。
では、どんなふうに整えれば、“会ってみたい”と思われるプロフィールになるのでしょうか?
この章では、見せ方のヒントと、実際に変化が生まれた会員さまの事例をご紹介していきます。
■ STEP1:プロフィールの言葉を“体温のある表現”に変えてみる
たとえば、以下のような表現はよく見かけます:
「仕事は事務職で、休日は家で過ごすことが多いです」
これを、少し“体温のある言葉”に変えると…
「平日は黙々と事務作業をこなす仕事なので、休日は読書や映画で頭を緩める時間を大切にしています」
▶ わずかな工夫ですが、人柄や生活のイメージがふっと浮かびますよね。
「この人、ちゃんと自分の時間を大事にしてるんだな」
「落ち着いた印象だけど、少し柔らかいところもありそう」
婚活におけるプロフィール文は、“自分プレゼン”ではなく、
「会ったときの空気感」を伝える“想像の入り口”です。
だからこそ、“らしさ”をにじませる表現が鍵になるのです。
■ STEP2:「伝える=感情+行動」で人柄を見せる
婚活プロフィールにおいて、「どんな人か想像できるか?」は大きなポイント。
✖「几帳面で丁寧だと思います」
◎「つい細かくチェックしてしまう癖があって、資料作成は“きれいすぎる”って笑われることも」
こうした“感情+行動”のセットは、自然と人物像を立ち上がらせます。
- 「人付き合いが得意です」ではなく、
- 「飲み会より少人数の会話が好きで、“その場の空気を読みすぎる”タイプかもしれません」
こうした一文があるだけで、読み手は「なんか、話してみたいかも」と感じるのです。
■ STEP3:共感を誘う“ちょっとした癖”や“人柄のにじみ”を入れる
「印象に残る人」は、たいてい“少しだけリアル”です。
たとえば──
「寒がりで、年中ひざ掛けが手放せません」
「スーパーでは“見切り品”の棚を見ないと落ち着かないです(笑)」
このくらいの“クスッと笑えるリアル”があると、
相手は「会ったら面白そう」「素を出してくれそう」と感じます。
完璧な人より、“人間味がある人”に惹かれるのは自然なこと。
あなたの中にある「ちょっとだけ変わってる」や「小さな癖」も、魅力に変えてみませんか?
■ 実例紹介:38歳・千春さん(仮名)の変化
婚活歴2年。「真面目でいい人」と言われ続けた千春さんは、
お見合いの成立数も少なく、会っても「いい人どまり」で終わることが多い状態でした。
プロフィール文は、こんな風でした:
「仕事は医療関係で、休日はカフェ巡りや読書でリラックスしています。結婚後は穏やかに過ごせる関係が理想です」
この文章に大きな問題はないように見えます。
でも、どこか“雰囲気がつかめない”“無難すぎる”印象でした。
そこで、以下のように調整:
「平日は医療職で緊張感がある仕事なので、休日はぼーっとカフェに長居するのが癒しです。最近は“読書好きな人とブックカフェデートしてみたい”という妄想にハマっています(笑)」
→ 結果、お見合い希望が倍増し、交際も3人に!
「自分が“隙を出すこと”を怖がってたことに気づきました」
とご本人も変化を実感していました。
■ 婚活は、“本当の自分”を魅せる場所
あなたが「真面目にやってるのにうまくいかない…」と感じているなら、
それは“見せ方のズレ”があるだけかもしれません。
無理に自分を変える必要はありません。
でも、少しだけ“伝え方”を変えてみるだけで、
「この人に会ってみたい」と思ってもらえる確率は、ぐんと上がるのです。
第3章|“ちゃんと”より“伝わる”を意識した婚活のすすめ
婚活において「私はちゃんとしてるのに…」と感じる人ほど、実は
「伝わっていないこと」に気づいていない
ケースが多いものです。
プロフィールも丁寧、LINEも返信早い、遅刻もドタキャンもない。
けれど、なぜか相手からは「いい人止まり」で終わってしまう──。
それはなぜか、ひとつずつ紐解いていきましょう。
■ 「伝えたつもり」が、いちばん危険
まず最初に知っておいてほしいのは、
「ちゃんと書いた」「ちゃんと伝えたつもり」=「相手に伝わった」ではない
ということです。
婚活の現場では、プロフィールも会話も「自己採点では80点以上」な方が、
読み手・聞き手にとっては「ふつう〜印象薄い」とされてしまうことが多くあります。
これは、“婚活という舞台”では「努力したこと」よりも「伝わったこと」がすべてだから。
どんなに素晴らしい内容でも、相手に届かなければ「存在しない」のと同じ──。
だからこそ、自分の中の“ちゃんと”だけで完結させず、
「この表現で、相手はどう感じるだろう?」
という“外向きの目線”を持つことが必要なのです。
■ 「自分らしさ」は、言語化しなければ存在しない
「自分らしさを大切にしたい」
「自然体でいられる関係が理想」
そう思うのはとても素敵なことです。
けれど、婚活において“らしさ”は、言語化されなければ伝わりません。
「大切にしている価値観」
「ふだんの行動に表れている習慣」
「人との関わりで大事にしていること」
これらを、“ふわっとしたまま”にせず、具体的に伝える練習をしてみましょう。
たとえば:
- ✖「人と話すのが好きです」
- ◎「おしゃべりするより“じっくり聞く”時間のほうが好きかもしれません」
- ✖「落ち着いた性格です」
- ◎「人混みが苦手で、休日は静かな場所に出かけることが多いです」
→ こうした違いが、“らしさ”を相手に伝える力になります。
■ 「ちゃんとしなきゃ」の呪縛から自由になる
とくに30代後半〜40代にかけて婚活している女性ほど、
「ちゃんとしなきゃ」「失礼があってはいけない」という“礼儀の鎧”を着込みがちです。
その姿勢は誠実さでもあり、信頼の証でもあります。
けれど、それがあまりにも強すぎると──
「隙がない」「近づきづらい」「自己開示がない」
と受け取られてしまうことがあるのです。
「ちゃんと」は、時に「壁」にもなるのだということ。
婚活においては、完璧であろうとするよりも、
“ちょっと足りない”ところを一緒に楽しめる関係の方が、ずっと魅力的なのです。
■ 「伝わる自分」に整えるコツは、たった1つ
そのコツとは──
「その言葉を見た相手が、思わず話したくなるか?」
という視点で、プロフィールや会話を見直すことです。
「年収〇万円以上」よりも「仕事終わりに一緒にラーメン行ける人」
「家庭的」よりも「冷蔵庫の中で余ったものでパパっと作るのが得意」
こうした言葉は、相手の“共感”や“会話したい欲”を引き出してくれます。
「自分はこういう人です」ではなく、
「あなたとこういう時間を過ごせる人です」
という伝え方が、相手の心に残る“婚活プロフィール”になります。
■ 婚活は、もっと自由であっていい
「自分がダメなんじゃないか」と思う夜もあるかもしれません。
でもそれは、あなたが「努力している証拠」です。
そして、うまくいかないのは“努力不足”ではなく、“方向のズレ”かもしれません。
婚活において大切なのは、
- 自分らしさを見つけること
- それを言葉にして伝えること
- そして、ほんの少しの“工夫”を惜しまないこと
この3つができるようになったとき、
あなたの「ちゃんとしてる」は「ちゃんと伝わる」へと変わります。
第4章|婚活プロフィール見直しチェックリスト
あなた自身のプロフィールが“ちゃんとしてる”ではなく、“ちゃんと伝わる”ものになっているかをセルフチェックできるよう、具体的なポイントを紹介します。
紙とペンを手元に置いて、ぜひご自身のプロフィール文を横に置きながら、ひとつずつ確認してみてください。
✅ チェック項目①|自己紹介の中に「行動+感情」の描写はある?
ただ「性格」を述べるだけでは、人柄は伝わりません。
- ✖「几帳面な性格です」
- ◎「デスク周りを整えるのが好きで、文房具にこだわる方です」
→ 実際の行動と、そこに込められた“自分らしさ”が出ているか?
✅ チェック項目②|プロフィールに“相手との未来”がにじんでいる?
「私はこういう人です」だけで終わっていませんか?
- ✖「読書が好きです」
- ◎「読書が好きなので、休日に一緒に静かなカフェで過ごせる方と出会えたら嬉しいです」
→ あなたがどんな関係性を望んでいるか、さりげなく入っていると◎。
✅ チェック項目③|使っている言葉に“温度感”がある?
無難な言葉は安全ですが、印象には残りにくいもの。
- ✖「誠実で落ち着いた性格です」
- ◎「人混みが苦手で、誰かと一緒に静かな場所に出かける時間が何よりの癒しです」
→ 読み手の“想像”をかき立てる言葉かどうかがポイントです。
✅ チェック項目④|プロフィールが“減点回避”モードになっていない?
「失礼のないように」「無難にまとまるように」と意識しすぎると、“何も伝わらないプロフィール”になります。
→ 自分の価値観や好み・ちょっとしたクセなどを、ほんの少しでも出しているか?
→ 例:「あんこより断然クリーム派です(笑)」などもOK!
✅ チェック項目⑤|「自分語り」になりすぎていない?
“頑張って書こう”とすると、「自分は〜」「私って〜」が多くなりがちです。
→ 読み手(相手)の目線を意識し、「一緒に過ごすなら」「こんな風に過ごしたい」という言葉を意識してみてください。
✅ チェック項目⑥|プロフィールに“あなたらしい余白”がある?
完璧な文章を目指すと、読み手が入り込む余地がなくなってしまいます。
→「趣味:料理」よりも、「失敗もするけど、最近ようやく味噌汁が落ち着いてきました」など、ちょっとしたリアルが◎。
✅ チェック項目⑦|プロフィール全体を“声に出して”読んだとき、会話が浮かぶ?
最後におすすめなのが、「声に出して読む」こと。
→ リズム感、口調、硬さ、丁寧すぎる言い回し……あなたの文章が、
“会話のきっかけになるプロフィール”になっているか、確認できます。
小さな言葉の違いが、大きなご縁をつなぎます
プロフィールは、“真面目に書けばいい”ではなく、“心が届く言葉”で綴るもの。
このチェックリストを使って、少しずつ“伝わるプロフィール”へ整えていきましょう。
第5章|“ちゃんと”の鎧を脱いだとき、出会いは始まる
「ちゃんとしなきゃ」「ちゃんとしてるはずなのに」。
そう思って婚活に向き合ってきたあなたへ、最後にどうしても伝えたいことがあります。
それは、
“ちゃんと”が邪魔をしていることもある。
ということ。
婚活において“ちゃんとする”ことは、もちろん大切です。
- マナーを守ること
- 誠実にやり取りをすること
- 清潔感や礼儀に気を配ること
でも、“ちゃんと”だけでは届かない。
なぜなら、婚活は
「人と人が出会い、心を通わせるプロセス」だからです。
その人の人生に触れてみたいと思わせるには、
“きちんと整えた外側”よりも、
“ちょっとだけのぞいた本音”のほうが、ずっと強く心に残るのです。
■「自分を整えること」は、「自分を否定すること」じゃない
もし、これまでの婚活で「うまくいかない」と感じてきたなら。
それは、あなたがダメなわけでも、努力が足りないわけでもありません。
ただ、少しだけ“見せ方”がズレていただけ。
あなたの中にある魅力に、ちゃんと光を当ててあげられていなかっただけです。
婚活プロフィールも、会話も、写真も。
あなたの“個性”を活かす場に変えていくことができます。
■ 自分を変えなくても、選ばれ方は変わる
これは、ムーヴオンブライダルにご相談いただいた多くの方が実感されていることです。
ほんの少し“言葉を変える”だけで、
- プロフィールの反応が変わる
- お見合いが組めるようになる
- 会話のラリーが続くようになる
そんな変化が、確実に起きています。
だからこそ、あきらめなくていいんです。
自分を否定しなくていいんです。
婚活がうまくいかないときに必要なのは、
“本当の自分”を“ちゃんと伝える技術”
なのかもしれません。
■ おわりに
ここまで読み進めてくださったあなたは、
本気で「自分を変えたい」「何かを掴みたい」と思っている方だと思います。
無料のブログを読んで気づき、変われる方もたくさんいます。
けれど、もし「やっぱりひとりでは難しいかも」と感じたら──
そのときは、私たちムーヴオンブライダルを頼ってください。
ムーヴオンでは、プロフィールの添削や言葉の整え方だけでなく、
あなたらしい魅力を引き出す“伝わる婚活”を、一緒に整えていくお手伝いをしています。
オンラインでもご相談いただけますので、
「ちょっと話してみようかな」と思ったその時が、一歩を踏み出すチャンスかもしれません。
あなたの“ちゃんと”が、ちゃんと届くように。
そのお手伝いができることを、心から願っています。
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