第1章|はじめに:プロフィールが“惜しい”と感じたら読む記事
婚活を始めてプロフィールを整えたものの、なぜか反応がイマイチ。
「悪くないと思うのに“いいね”が来ない」
「丁寧に書いたつもりなのに、“会ってみたい”につながらない」
そんな風に、プロフィールで“足踏み”してしまう方がたくさんいます。
実は、婚活プロフィールには「ちょっと惜しい」ポイントがいくつもあります。
しかもそれは、自分では気づきにくい“言葉の癖”や“伝え方の誤解”であることが多いのです。
たとえば:
- 真面目で誠実な自己紹介なのに、まったく印象に残らない
- 好きなものを羅列しているのに、話題が広がらない
- 結婚への意欲を伝えたつもりが、プレッシャーになってしまう
…このようなこと、実は婚活の現場では日常茶飯事。
でも、安心してください。
ほんの少し言葉を変えるだけで、「伝わり方」はぐっと変わります。
このシリーズでは、そんな“惜しいNG例”をもとに、
「どうしたらあなたらしさが伝わるか」
「どう書けば“会いたい”につながるか」
を、具体的な改善ポイントとともにお伝えしていきます。
この記事で目指すゴール
- プロフィール文の“型”だけに頼らず、あなたの魅力が伝わる言葉を見つける
- “改善例”を通して、プロフィールに自信が持てるようになる
- 「この人に会ってみたい」と思ってもらえる“余白のある表現”を身につける
第2章|NG①:優等生すぎる自己紹介文のワナと改善例
婚活プロフィールの中でも最も多くの方が悩むのが、「自己紹介文」の部分です。
「まじめ」「誠実」「協調性がある」など、社会的には褒められる内容を書いているのに、なぜかまったく反応がない。
実はそれ、“書きすぎ”ではなく“伝わらなすぎ”かもしれません。
■ 典型的なNG例
「真面目で責任感があり、周囲と協力しながら仕事に取り組んでいます。休日は読書や映画鑑賞をして過ごすことが多いです。」
一見、どこにも問題がないように見えますよね。
けれど、実際には“まじめすぎて印象に残らない”という致命的な欠点があります。
■ なぜNGなのか?
- 言葉がテンプレートすぎる
- 「真面目」「責任感」「協力」など、婚活プロフィールで“誰もが書いている言葉”のオンパレード
- 読み手にとっては「またこのパターンか」と流されてしまう
- 人柄が浮かんでこない
- その人“らしさ”がなく、どんな表情で話すのか、どんな性格なのかが想像できない
- エピソードがないと“嘘っぽく”見えることも
- 抽象的な美辞麗句は、むしろ「盛ってるだけ?」と思われることも
■会員の声:「昔の私もこれだった…」
実際にムーヴオンブライダルにご相談いただいた会員さまの中にも、
「誠実で真面目」と書いていたのに反応がゼロだったという方がいました。
添削時に具体的な日常やエピソードを追加したところ、「今までで一番“いいね”がもらえました!」という結果に。
■ 改善のコツ①:優等生ワードを“自分語”に変える
✖「協調性があります」
→ ◎「人と一緒に何かを作る時間が好きで、職場では後輩と一緒に仕事を進めるのが得意です」
✖「責任感があると言われます」
→ ◎「誰かをサポートするときに“つい頑張りすぎる”ところがあって、それが良い意味で責任感と捉えられることも」
■ 改善のコツ②:人柄が伝わる“シーン描写”を入れる
たとえば「仕事では丁寧さを大切にしていて、資料作成で“見やすくて分かりやすいね”と褒められたことがあります」
これだけで、相手は「この人、ちゃんとしてそう」「一緒に仕事してもストレスなさそう」と具体的に想像できるようになります。
■ OK例:文章まるごとイメージ
「仕事では“ちょっと心配性なくらい丁寧”と言われることが多いです。ミスがないように準備するのが癖で、資料作成なども細かくチェックしてしまうタイプです。少し慎重すぎるかもしれませんが、誠実に取り組む姿勢は大事にしています。人と協力しながら、ゆっくりでも前進していけたら嬉しいです。」
このように、“性格+ちょっとしたクセ+価値観”まで伝わる文章は、読んだ相手に強い印象を残します。
第3章|NG②:趣味が抽象的すぎて印象に残らない問題
婚活プロフィールでは、“趣味・休日の過ごし方”の記載がとても重要です。
なぜなら、人柄が出やすく、共通点を見つけてもらいやすいから。
けれど、ここでよくある“惜しいNG例”が、
「映画鑑賞・音楽・読書」
のような、抽象的すぎる趣味の列挙。
一見、書いてあるだけでも印象は悪くないのですが……実はこれ、非常に“もったいない”のです。
■ なぜNGなのか?
- 「誰でも書ける」から、印象に残らない
- 婚活プロフィールにおける“映画・音楽・読書”は3大テンプレワード。
- つまり、数十人見たときに「またか」とスルーされやすい。
- 会話の糸口になりにくい
- 「音楽が好きです」だけでは、相手は「何を聴くんだろう?」「どう話しかけよう?」と悩んでしまう。
- 結果、「この人とは会話が続かないかも」という印象に。
- “共感のチャンス”を逃している
- 趣味は「共通点」や「共感」が生まれる最大のポイント。
- 抽象的だと、相手が「自分も好き!」と思っても言語化できない。
■ では、どう書けばいい?
答えはシンプル。
「具体的に」「自分らしく」書くこと。
そして、“一緒に楽しめそう”と相手に思わせる視点を入れることです。
■ 改善例:具体性のある趣味の書き方
✖「映画鑑賞」
→ ◎「洋画のヒューマンドラマを観るのが好きで、最近では『グリーンブック』が特に印象に残っています」
✖「音楽」
→ ◎「最近は90年代J-POPをよく聴いています。懐かしのカラオケメドレーを流しながら掃除するのが密かな楽しみです」
✖「読書」
→ ◎「ミステリー小説が好きで、夜更かしして読んでしまうことも。図書館で静かに本を選ぶ時間がリフレッシュになります」
■ 会員の声:「話しかけやすくなった!」
実際にプロフィール添削を受けた女性会員さまの中には、
「アニメが好き」としか書いていなかった方が、
→「日常系のアニメが好きで、『よつばと!』みたいなほのぼの世界観に癒されています」
と変えたところ、“僕も好きです”とピンポイントな反応が一気に増えたという事例も。
自分では“好き”をうまく言語化できていなかっただけ、というケースは多いのです。
■ 会話につながる“ひと工夫”とは?
さらに、「共有イメージ」を入れると、親しみやすさがUPします。
例:「週末は地元のパン屋さん巡りをするのが楽しみで、季節限定の味を探してます。おすすめがあれば教えてほしいです」
→ “話しかけていいんだ”という安心感を相手に与えられる!
第4章|NG③:“結婚観”が固すぎる or 曖昧すぎると損する理由
プロフィールの後半によく登場するのが、「結婚観」や「理想のパートナー像」。
ここでどんな言葉を選ぶかによって、「真剣度」や「価値観の近さ」が一気に伝わります。
だからこそ、良かれと思って書いたその一文が、
相手にとっては“重たすぎる”もしくは“ぼんやりしていて伝わらない”という印象になることも少なくありません。
■ よくあるNG例(両極端パターン)
✖ 固すぎるタイプ:
「年内に成婚できる方を探しています」
「出産希望なので、35歳以下の方を希望します」
✖ 曖昧すぎるタイプ:
「楽しく過ごせる人がいいです」
「価値観が合えばうまくいくと思います」
■ なぜNGなのか?
【固すぎるタイプ】
- 条件や期限を前面に出すと、「この人は相手を“目的のための駒”として見ているのかも?」と感じられてしまう
- 真剣度が高いのは良いが、“余白”がなさすぎて近づきにくくなる
【曖昧すぎるタイプ】
- どんな未来を一緒に築きたいのかがまったく見えず、「この人、本当に結婚したいのかな?」と疑問を持たれやすい
- 曖昧な言葉では“価値観の近さ”が判断しづらく、マッチングの精度が落ちる
■ 改善のポイントは?
- 具体的な“生活イメージ”を言語化する
- 希望よりも“理想の関係性”を描写する
- 自分の願望を“共通の願い”に言い換える
■ 改善例文
✖「年内に成婚希望です」
→ ◎「今後の人生を一緒に歩める方と、じっくり関係を築いていけたら嬉しいです。できれば来年には、結婚を意識できる関係に進めたら…という気持ちもあります」
✖「子どもが好きなので、結婚後はすぐに…」
→ ◎「子どもが好きなので、家庭を持つことには前向きです。お互いのタイミングを大切にできる関係が理想です」
✖「楽しく過ごせる方」
→ ◎「お互いが“ホッとできる場所”になれる関係が理想です。笑顔のある日常を一緒に楽しめる方と出会えたら嬉しいです」
■ 会員の声:「結婚観を書き直したら、“温度感”が伝わった」
ある30代後半の女性会員さんは、「できれば年内に結婚したい」という本音を、
そのまま書いていたところ、「条件が厳しそう」と相手に思われていたそうです。
添削で、“自分の気持ち”をベースにした柔らかい表現に変えたところ、
「自分のペースで向き合ってくれそうな人だと思った」と反応が増えたとのこと。
第5章|NG④:自己評価の落とし穴|謙遜と自慢は紙一重?
プロフィールにおいて“自己評価”の表現はとても重要です。
どんなに素敵な人でも、表現次第で「控えめすぎる」「ちょっと鼻につくかも…」という印象になってしまうことがあります。
これは、“謙遜のしすぎ”と“盛りすぎ”のどちらも要注意ということ。
■ よくある自己評価のNGパターン
✖ 謙遜しすぎタイプ:
「恋愛経験が少なく自信がありませんが、真面目に向き合いたいと思っています」
✖ 盛りすぎタイプ:
「周囲からは“面倒見が良くてモテる”と言われることが多いです」
どちらも一見すると本音のように見えますが、
読んだ相手に「ネガティブすぎる」「自信過剰では?」と感じさせてしまうことも。
■ なぜNGなのか?
【謙遜しすぎタイプ】
- 自分を過小評価しすぎて、魅力がまったく伝わらない
- 「自信のなさ=前向きな活動ができない人」と誤解される
【盛りすぎタイプ】
- 実際にそうであっても、自慢っぽく聞こえる
- 「なんとなく自己中心的に見える」など逆効果になることも
■ 書き方のコツ:「事実+前向きな意志」で伝える
ポイントは、“今の自分を認めながら、これからの姿勢を伝える”こと。
✖「恋愛経験が少なく…」
→ ◎「恋愛経験は少ない方ですが、そのぶん一つひとつの出会いを大切にしたいと思っています」
✖「美人だとよく言われます」
→ ◎「第一印象よりも、じっくり話すと“落ち着くね”と言ってもらえることが多いです」
■ 自分の魅力は“誰かの言葉”で伝えると自然になる
直接「私は○○です」と言うのが難しい場合、
“第三者の評価”を引用すると柔らかくなります。
例:「職場の同僚から“話しかけやすい雰囲気だよね”と言われることがあります」
→ 自慢に聞こえず、「そんな一面もあるのか」と好意的に受け取られやすい!
■ 男女別にありがちな失敗傾向
【女性に多い】
- 「自信がないから控えめに…」と思いすぎて、何も伝わらない文章に
- 特に「真面目」「奥手」といったワードだけでは魅力が伝わりにくい
【男性に多い】
- 「リーダーシップ」「頼られる」と強調しすぎて、押しつけがましく見えることも
- 親しみやすさや柔らかさの表現が抜けてしまう傾向が
■ OK例文(男女共通に応用できる)
「自分では穏やかなタイプだと思っていますが、周囲からは“話しやすい”と言われることが多いです。初対面の方にも安心してもらえるような関係を築けたら嬉しいです」
「誰かをサポートすることが好きで、職場でも“細かいところに気がつくね”と声をかけてもらうことがあります」
→ 自己PRでありながら、控えめで共感しやすい印象に!
第6章|実例紹介:“プロフィール改善”で反応が劇的に変わったAさんのケース
ムーヴオンブライダルでは、これまで多くの方のプロフィールを添削・再構成してきました。
その中でも特に印象的だったのが、40代女性・Aさん(仮名)の事例です。
「プロフィールはしっかり書いているのに、“会いたい”につながらない」
そんな悩みから始まった彼女の改善ストーリーを、詳しくご紹介します。
■ Before:まじめで堅実。でも、印象に残らない。
Aさんの元のプロフィールは、とても誠実な内容でした。
「真面目な性格で、約束は必ず守るようにしています。
趣味は読書と映画鑑賞で、休日は家でゆっくり過ごすことが多いです」
たしかに“悪くない”。けれど、どこか没個性的で、目立ちにくい文章でもありました。
実際、「読んでも記憶に残らない」「人柄が見えづらい」というお声が複数あったのです。
■ After:具体例とエピソードで、“人柄”が浮かび上がるように
添削では、以下のような工夫を入れていきました:
- 趣味や性格を具体的なエピソードで描写
- 他者の言葉や“ちょっとしたクセ”を盛り込んで親しみやすさUP
- 自分の価値観を、“未来のパートナーとの関係性”に置き換えて表現
その結果、改善後の文章はこんな風に変わりました。
「本を読む時間が好きで、日常を少し離れて“物語の世界”に浸るのが癒しです。
最近はミステリー小説にハマっていて、図書館で本を選ぶ時間がリフレッシュになっています。
職場では“丁寧で落ち着いてる”とよく言われますが、親しい人とは意外とおしゃべりだったりします(笑)」
→ 「なんだか話してみたくなる」「一緒に本屋デートが楽しそう」
という声が増え、“いいね”の数が3倍近くに増加!
■ ご本人の感想:「“頑張ってアピールする”のではなく、“素直な私”でいいと思えた」
Aさんは、添削前は「真面目に書かなきゃ」「変に思われないようにしよう」と構えすぎていたそうです。
でも改善を通じて、
「誰かとつながるって、“伝える勇気”を持つことなんだなと思いました」
と、前向きなマインドにも変化が。
第7章|まとめ:伝わるプロフィールに仕上げる実践ポイント
ここまで、婚活プロフィールでよくある“惜しい”NG例とその改善ポイントをたっぷりご紹介してきました。
どれも一見すると大きな失敗ではなく、「よくある書き方」だからこそ気づきにくい落とし穴ばかりです。
最後に、これまでの内容を総まとめしつつ、「あなたらしい言葉で伝えるための実践ポイント」を整理していきましょう。
■ NG例の振り返り:よくある失敗の共通点
- 自己紹介が“優等生すぎて印象が薄い”
→ テンプレ的な言葉ではなく、自分語で語ることが鍵 - 趣味が“抽象的で広がりがない”
→ 会話につながる具体性+人柄のにじむ表現を - 結婚観が“堅すぎる or 曖昧すぎる”
→ “一緒に描ける未来像”として書くのがコツ - 自己評価が“謙遜しすぎ or 盛りすぎ”
→ 第三者視点や感情を添えて、“自信と親しみ”を両立
■ 実践ポイント:読み手が“想像できる”文章にする
☑ 抽象語よりも具体語:「読書が好き」→「ミステリー小説に没頭」
☑ 自己評価は“行動”で語る:「几帳面です」→「メモ魔でいつも付箋を持ち歩いています」
☑ “こうありたい関係性”を丁寧に言葉にする:「楽しく」→「お互いの話を笑って聞ける関係」
→ 相手が「あ、こういう人かも」と想像できたとき、プロフィールは初めて“出会いへの入口”になります。
■ あなたの魅力は、もっと自然に伝えられる
婚活は、背伸びする必要のない“ありのまま”を探す旅でもあります。
プロフィール文も、完璧に“うまく”書くより、
「この人、ちゃんと伝えようとしてるな」
「ちょっと話してみたいな」
そう思わせる“素直さと温度”が伝われば、それで十分なんです。
ムーヴオンブライダルのプロフィールサポート
ムーヴオンブライダルでは、あなたの魅力がしっかり伝わるように、
- プロフィール文の添削
- 自己PRの構成
- 写真のトーンとの統一感
まで、トータルでサポートしています。
「自分の言葉で、ちゃんと伝わる」
その感覚を、一緒に実感してみませんか?
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