LOVE & RELATIONSHIPS
恋愛、どっち!
正解を探すのではなく、自分の恋愛観をちょっと見てみるシリーズです。
「悪い人じゃなかったんです。でも、もう一度会うかと言われると……」
結婚相談所で恋愛(交際)相談を受けていると、初めて二人で会ったあと、こんな話になることがあります。
嫌だったわけではない。
話も普通にできた。
感じの悪い人でもなかった。
でも、
「また会いたい!」とまでは思わなかった。
これ、けっこう困るんですよね。
すごく嫌なら「会わない」と決められる。
すごく楽しかったなら「また会いたい」と決められる。
難しいのは、その間です。
今回の「恋愛、どっち!」は、
初デートのあと、もう一度会う? 会わない?
です。
初めて二人で食事に行きました。
会話は普通にできた。嫌なことを言われたわけでもない。清潔感もあるし、お店での振る舞いも特に気になるところはありませんでした。
帰宅すると、相手から連絡が来ます。
「今日はありがとう。楽しかったです。またご飯行きましょう!」
さて、あなたならどうしますか?
もう一度会う? それとも会わない?
今回も、3人の女性に登場してもらいます
このシリーズでは、恋愛に対する考え方が少しずつ違う、35歳の3人の女性を登場させています。
もちろん、人を3つのタイプに分類したいわけではありません。
これまで恋愛(交際)相談を受けてきた私から見た、考え方の違う3人のイメージです。
「私、AさんっぽいけどBさんのところもある」
それくらいで読んでもらえれば十分です。
Aさん・35歳|慎重派
恋愛経験は少なめ。相手の仕事や将来性なども気になり、恋愛を始める前に「この人で大丈夫?」と考えるタイプです。
Bさん・35歳|マイペース派
仕事や趣味など、一人の生活も十分に楽しめています。恋愛を否定しているわけではありませんが、自分の時間もかなり大切です。
Cさん・35歳|恋愛イメージ派
ドラマや漫画、アニメ、SNSなどから恋愛情報を見ることも多く、「恋愛ってこういうもの」というイメージを持っています。
初デート終了。3人はどうする?
Aさん|「もう一度会ってみる」
慎重なAさんですが、「会う」を選びます。
仕事はどうなのか。
どんな考え方をする人なのか。
将来についてはどう考えているのか。
まだ分からないことがたくさんあります。
Aさんがもう一度会うのは、好きになったからではありません。
まだ判断するには早い。
慎重だからこそ、簡単に「あり」ともしない代わりに、簡単に「なし」ともしません。
Bさん|「もう会わなくてもいいかな」
Bさんにとって、休日は大切な自分の時間です。
「嫌じゃなかったから、もう一度」ではなく、
「自分の時間を使ってでも、もう一度会いたい?」
と考えます。
恋愛そのものの優先順位がそれほど高くないBさんらしい答えです。
Cさん|「会ってみたい。でも……」
Cさんは迷います。
楽しくなかったわけではありません。
でも、自分が思い描いていた「初デート」と比べると、少し物足りない。
「本当に好きになる人なら、最初からもっと何か感じるんじゃない?」
相手を見ることと同じくらい、自分が想像していた恋愛と比べ始めます。
もう一度会うのも、会わないのも間違いではない
初対面では分からなかった部分を見ることができます。
ただ、まったく興味がないまま何度も会えば、相手に期待を持たせてしまうこともあります。
自分の感覚を大切にして、次の出会いへ進むことができます。
ただ、初対面では見えなかった相手を知る機会も、そこで終わります。
こんな時、私なら
私なら、「嫌ではない。でも、まだ分からない」なら、もう一度会います。
「好きじゃない」と「嫌い」は同じではないからです。
初めて二人で会っただけで分かることは、案外少ないものです。
緊張して普段より話しすぎる人もいれば、反対にほとんど自分を出せない人もいます。
ただし、「怖かった」「失礼なことをされた」「生理的に無理だった」「もう会いたくない」と感じているなら話は別です。
私がもう一度会うとしたら、好きだからではなく、まだ判断できないから。
これが、こんな時の私の答えです。
そして、2回目のデート
AさんとCさんは、もう一度会うことにしました。
「会わなくてもいいかな」と考えていたBさんも、その後、相手から具体的な日にちを挙げて誘われます。
ちょうど予定も空いていました。
ということで、今回は3人とも2回目へ進んだことにします。
初めて会ったときより緊張は少ない。相手のことも少し分かっている。
同じ人に2回会っても、3人が見ているところは少しずつ違います。
Aさん|「条件」以外の相手が見えてくる
1回目は仕事や将来のことが気になっていたAさん。
2回目になると、相手を確認することだけに意識が向かなくなってきます。
どんなことで笑うのか。
どんな話をすると楽しそうなのか。
自分はこの人といるとき、どうなのか。
プロフィールには書いていない部分が少しずつ見えてきます。
Bさん|「あれ、そんなに疲れなかった」
Bさんにとっては、案外これは大きなことです。
一人で過ごす時間が好きな人にとって、誰かと一緒にいることは、それだけで少しエネルギーを使います。
ものすごく盛り上がったわけではない。
でも、
「早く帰りたい」とも思わなかった。
最初のBさんにはなかった感覚です。
Cさん|「2回目なら、もう少し恋愛っぽくなると思ってた」
普通に食事をして、普通に話して、普通に楽しかった。
悪いところはありません。
それなのにCさんは少し引っかかります。
自分が想像していた「恋が始まっていく感じ」と、実際の二人の時間が少し違うからです。
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実は大事なのは「会っていない時間」だったりする
デートというと、どうしても会っている時間ばかりを考えます。
楽しかった。
会話が弾んだ。
ちょっと沈黙した。
思ったより盛り上がらなかった。
もちろん、それも大事です。
でも2回目、3回目と会うようになってくると、私が意外と大事だと感じるのが、
次に会うまでの時間です。
デートが終わって、またそれぞれの日常に戻る。
その中で、ふと相手のことを思い出す。
この前話していたことを覚えている。
面白いことがあって、
「これ、今度会ったら話したいな」
と思う。
用事があるわけでもないのに、ちょっと連絡してみようかなと思う。
反対に、相手から連絡が来たとき、以前より少し嬉しく感じる。
恋愛は、会っている2時間だけで進むわけではありません。
会っていない時間にも、二人の関係は少しずつ動いています。
Aさん|相手の話を覚えている
慎重なAさんは、まだ自分から何でも連絡するわけではありません。
でも、仕事をしているときにふと思います。
1回目のころは「どんな仕事をしている人なのか」が気になっていたAさん。
今は少し違います。
仕事という条件ではなく、その人の出来事を気にしている。
本人はまだ、それを「好き」とは呼ばないかもしれません。
Bさん|日常の中に相手が出てくる
Bさんは、特に用事もないのに連絡を取り続けるタイプではありません。
ところが休日、好きなお店を見ていると、
と、ふと思います。
少し前まで、自分の休日と相手は別々でした。
でも今は、自分の日常の中に相手がちょっと出てくる。
そこで写真を送るかもしれないし、送らないかもしれません。
大事なのは送った回数ではなく、
自分の生活の中で、その人を思い出したこと。
Bさんにとっては、これも小さな変化です。
Cさん|「私はどう思われている?」が気になる
Cさんも、もちろん相手のことを考えています。
ただ、少し方向が違います。
相手そのものを考えている時間と同時に、相手から見た自分も気になっています。
「また会いたいと思ってくれている?」
「この前は楽しかったのかな?」
「私だけが気にしている?」
恋愛に対するイメージがあるCさんだからこそ、二人の関係が今どこにいるのかを確認したくなります。
3人とも、相手のことを考えています。
でも、その中身は同じではありません。
Aさんは、相手自身のことが気になり始めた。
Bさんは、自分の日常の中に相手が入ってきた。
Cさんは、相手との関係や相手からどう見られているかが気になっている。
恋愛感情の表れ方も、やっぱり一つではありません。
連絡の回数より、「関係が続いているか」
ここで「毎日連絡する方が脈ありなの?」という話にしたいわけではありません。
毎日やり取りしたい人もいれば、用事があるときだけで十分な人もいます。
大事なのは回数を数えることではなく、
会っていない時間にも、相手との関係が自分の中で少し続いているか。
また話したいことができた。
相手の話を覚えていた。
何かを見て思い出した。
次に会うことを、少し楽しみにしている。
こういうものは、デート中だけ相手を採点していても、なかなか見えてきません。
そして、そんな「会っていない時間」を挟んで、3人は3回目のデートを迎えます。
ちなみに、3回目のデートでは?
Aさん|相手を「確認する」だけではなくなった
最初は「この人で大丈夫?」と慎重だったAさん。
3回目になると、質問するだけではなく、自分の話も少し増えてきます。
自分の好きなこと。
仕事であったこと。
ちょっと恥ずかしい失敗。
相手を確認する時間から、
二人で話す時間へ。
Aさんの中で、少しずつ相手の存在が変わっています。
Bさん|自分から別の日を出した
3回目のお誘いが来ました。
ところが、その日は予定があります。
最初のBさんなら、
「その日は無理です。また機会があれば」
で終わっていたかもしれません。
でも今回は、
と、自分から別の日を出しました。
本人は、そこまで深く考えていないかもしれません。
でも、
自分の生活の中に、その人と会う時間を作ろうとしている。
Bさんの変化は、こういうところに出ます。
Cさん|3回会ったのに、まだドキドキしない
相手は優しい。
話もできる。
また誘ってくれる。
それなのにCさんは、不安になります。
もっと会いたくなると思っていた。
もっと恋愛らしくなると思っていた。
3回も会えば「好き」と分かるものだと思っていた。
目の前の男性に大きな問題があるわけではありません。
気になっているのは、
自分が思い描いていた恋愛と、今の自分の気持ちが違うこと。
3回会ったら、好きにならなきゃいけない?
1回目で「また会いたい」と思う人もいます。
何度か会ってから、気づけばその人のことを考えるようになる人もいます。
反対に、何回会っても気持ちが動かないこともあります。
3回という数字に、人の気持ちを決める力があるわけではありません。
初デートでは「別に」。
2回目では「悪くない」。
会っていないときに、ふと思い出す。
3回目には「また会ってもいいかな」。
これを「まだ好きじゃない」と考える人もいれば、「少しずつ好きになっている途中」と考える人もいます。
好きって、ドキドキだけでしょうか
「会いたくて仕方がない」
そんな分かりやすい始まりもあります。
でも、
相手が話していたことを覚えている。
自分のことをもう少し話してみようと思う。
何かを見たとき、ふと相手を思い出す。
次に会うために予定を少し動かす。
次に会うことが、だんだん自然になってくる。
そんな始まり方もあります。
ここで「3つ当てはまったら好きです」とやってしまったら、また恋愛に正解を作ることになります。
人によって違うのは、好きになる相手だけではありません。好きになっていく過程も違います。
こんな時、私なら
私なら、「何回会ったか」だけでは決めません。
それよりも、
最初に会ったときと比べて、自分の中で何かが変わったか。
そこを見ます。
もう少し話してみたいと思った。
前より自然に話せるようになった。
会っていないときに、ふと思い出した。
自分から話したいことができた。
次に会うことが少し楽しみになった。
もちろん、それだけで「好き」と決める必要はありません。
反対に、会うたびに気が重くなっているなら、それも自分の気持ちです。
「好き? 好きじゃない?」とすぐに答えを出すより、自分の気持ちがどちらへ動いているのか。
私なら、そこをもう少し見てみます。
「なんとなく違う」の中身を見てみる
Aさんは、条件を見ていたところから、少しずつ相手本人を見るようになりました。
Bさんは、自分の生活の外にいた人を、自分の予定の中に入れ始めました。
Cさんは、目の前の相手と、自分が思い描いていた恋愛との間で迷っています。
どれが正解という話ではありません。
ただ、
「なんとなく違った」
で終わらせる前に、
「私は何が違うと感じたんだろう?」
と考えてみる。
ときめかなかったのか。
会話が合わなかったのか。
見た目が好みではなかったのか。
それとも、まだ好きになるほど相手を知らないだけなのか。
そこが分かると、相手のことだけではなく、
自分が恋愛に何を求めているのか
も少し見えてきます。
恋愛、どっち!
あなたなら、もう一度会いますか?
LOVE LETTER
この記事を読んでくれた男性へ
初デートのあと、女性の反応が思ったより薄かった。
2回目に会えたけれど、まだ距離がある。
そんなとき、
「脈がないのかな」
と考えてしまうこともあるでしょう。
でも今回のAさん、Bさん、Cさんを見ても分かるように、女性が迷っている理由は一つではありません。
あなたに魅力がないから、とは限りません。
慎重に相手を知ってから気持ちが動く人もいます。
自分の生活の中に誰かが入ってくるまで、少し時間がかかる人もいます。
「好きって、もっと分かりやすいものじゃないの?」と、自分自身の気持ちに迷っている人もいます。
もちろん、だから何度も押せばいいという話ではありません。
相手の答えを急がせない。
でも、あなたがもう一度会いたいなら、
「また会えたら嬉しい」
と伝えてみる。
そして、会っていない時間にも少しずつ話を重ねていく。
恋愛は、最初から二人が同じ速度で進むとは限りません。
相手がまだ迷っている時間まで、すぐに「脈なし」と決めなくてもいいのではないでしょうか。
恋愛(交際)相談を受けてきた一人として
結婚を考えながら出会っている方へ
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恋愛とはまた少し違う、婚活ならではの「気持ちが動かない」「決めきれない」という悩みをまとめています。
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