50代女性が真剣交際を
決められない理由
本当に迷っているのは
相手ではなく自分かもしれません
「この人でいいかもしれない」と思っている。
大きな不満もない。それなのに、真剣交際へ進むと考えた途端、不安になる。
その迷いは、お相手への不満ではなく、自分の人生が変わることへの怖さかもしれません。
真剣交際へ進む時、「この人しかいない」と思うとは限りません
仲人として交際を見ていると、真剣交際へ進む方のすべてが、強い確信を持っているわけではありません。
「この人しか考えられません」ではなく、
「一緒にいて大きな無理がない」
「ほかの方より、自然に会い続けられた」
という、静かな気持ちで進まれる方も多いものです。
真剣交際は、その場で結婚を決めることではありません。
ほかのご縁をいったん閉じ、この方との将来を一対一で考えてみようと決める段階です。
それでも決めきれない時、私たちは相手の欠点ばかりを探してしまうことがあります。
しかし実際には、相手よりも、自分の中にある不安の方が大きくなっている場合があります。
お相手の問題ではなく、自分の中にある不安にチェックしてみてください。
理由1|再婚だから、もう同じ失敗をしたくない
過去に結婚生活を経験した方ほど、次の決断に慎重になるのは自然なことです。
一度目の結婚で傷ついた。
相手を信じたけれどうまくいかなかった。
離婚までの時間がとても苦しかった。
そうした経験があれば、
「今度こそ、絶対に間違えたくない」
「見落としている問題があるのではないか」
と考えてしまいます。
慎重になることは悪いことではありません。
ただ、「失敗しない相手」を探そうとすると、どれだけ誠実な方と会っても不安は完全には消えません。
決められなくなる考え方
前の結婚と同じ問題が起きないか、相手の言動を常に警戒する。
確認したい考え方
問題が起きない人かではなく、問題が起きた時に話し合える人かを見る。
「今度こそ失敗したくないんです。」
「良い方だとは思います。でも、何か見落としている気がします。」
再婚の方に必要なのは、絶対に失敗しない保証ではありません。
前回の経験から、自分が何を大切にしたいのかを知り、以前とは違う選び方ができているかを確認することです。
過去の経験は、次の結婚を怖くするだけではなく、今度は自分に合う関係を選ぶための材料にもなります。
一度失敗したから、次も同じになるとは限らないニャー。
前より自分のことを知っているのは、大きな強みニャー。
理由2|一人の時間が長く、他人と暮らせるか不安
一人暮らしが長い方は、自分の生活リズムをすでに確立しています。
起きる時間。
食事の内容。
休日の過ごし方。
テレビの音量。
お金の使い方。
誰かに合わせず、自分のペースで暮らせる生活は、とても快適です。
だから真剣交際が見えてくると、
「一人の時間がなくなるのではないか」
「今の自由を手放して後悔しないだろうか」
という不安が現れます。
これは、相手が嫌なのではありません。
今まで築いてきた暮らしを変えることが怖いのです。
結婚したら、すべての時間を一緒に過ごさなければならないわけではありません。
50代だからこそ、お互いの生活を尊重した結婚の形を相談することができます。
「誰かと暮らせるか」ではなく、「この人と、どんな暮らしなら続けられるか」を考えてみてください。
理由3|親に何と言えばよいか分からない
50代になってからの結婚について、親へ話すことに戸惑う方もいます。
喜んでくれるだろうか。
今さらと言われないだろうか。
相手のことを細かく聞かれるのではないか。
親が高齢になっている場合は、心配をかけたくないという気持ちもあるでしょう。
親へ許可をもらいたいのでしょうか。
それとも、大切な人生の報告として伝えたいのでしょうか。
成人した子どもの結婚であっても、親は意見を言うことがあります。
しかし、これからの人生を生きるのは自分自身です。
親の意見を無視する必要はありません。
ただ、親が心配することと、自分が幸せになれるかは、分けて考える必要があります。
真剣交際へ進む段階では、まだ結婚の最終決定ではありません。
まず二人で将来を考え、その後、どのタイミングで親へ伝えるかを相談してもよいのです。
理由4|子どもがどう思うか気になる
再婚を考える時、子どもの反応が大きな心配になる方もいます。
成人した子どもであっても、
「財産や相続を心配されるのではないか」
「亡くなった父親を忘れたと思われないだろうか」
と悩むことがあります。
子どもの気持ちを大切にしたいと思うのは、親として自然なことです。
ただ、自分の人生をすべて子どもの気持ちだけで決めてしまうと、後になって苦しくなることがあります。
まだ聞いていない反対を想像する
子どもはきっと嫌がると決めつけ、自分からご縁を終わらせてしまう。
段階を踏んで伝える
まず自分の気持ちを整理し、関係が進んでから丁寧に話す。
子どもへいきなり「結婚します」と伝える必要はありません。
「これからの人生を一緒に過ごせそうな方と出会った」と、少しずつ伝える方法もあります。
財産、住まい、介護など、子どもが現実的に心配することがあれば、二人で整理して説明することも大切です。
子どもの気持ちを大切にすることと、自分の幸せを諦めることは同じではありません。
理由5|今の仕事や暮らしが変わることが怖い
真剣交際に進むと、結婚後の住まいや働き方が現実的な話になります。
引っ越しが必要になるかもしれない。
通勤時間が変わるかもしれない。
今の地域や友人関係から離れるかもしれない。
すると、相手への気持ちとは別に、
という迷いが出てきます。
これは、結婚への気持ちが弱いからとは限りません。
50代は、若い頃よりも今の生活に守りたいものが多い年代です。
・どちらの地域で暮らすのか
・仕事を続けるのか
・通勤や家事の負担はどうなるか
・親の介護や家族との距離をどう考えるか
・すぐに同居する必要があるのか
真剣交際は、生活をすべて相手に合わせると決める期間ではありません。
二人が無理なく続けられる形を、具体的に相談する期間です。
生活が変わることを怖がるのではなく、何を変えたくないのかを相手へ伝えてみましょう。
理由6|「もっと良い人が現れるかもしれない」を捨てきれない
今の相手に大きな不満はない。
それでも真剣交際へ進むと、ほかの方との交際やお見合いを終えることになります。
その時、
「本当にこの人が一番なのだろうか」
「ほかの可能性を閉じて後悔しないだろうか」
という気持ちが出ることがあります。
選択肢を閉じることは、勇気がいります。
しかし、ほかの可能性を探し続けている間は、目の前の相手とも深く向き合えません。
比較を続ける状態
今の相手の良さより、まだ会っていない誰かの可能性を大きく見る。
一人と向き合う状態
完璧だから選ぶのではなく、この人と確認したい未来があるから進む。
仲人から見ると、真剣交際へ進むタイミングで、
「ほかに特別な方が現れない限り、この方と進むのだろうな」
と感じている方は少なくありません。
それは消極的な決断ではありません。
何度か会う中で、目の前の相手が少しずつ日常に入ってきたということです。
真剣交際は「この人以上はいない」と証明することではなく、「この人との未来を、きちんと考えてみたい」と決めることです。
まだ会っていない完璧な人と、今そばにいる人は比べられないニャー。
目の前の人と見たい未来があるか、考えてみるニャー。
理由7|幸せになりたいのに、人生が変わることが怖い
婚活を始めたのは、誰かと一緒に生きたいと思ったから。
それなのに、いざ現実の相手が現れると怖くなることがあります。
一人の生活を終えること。
誰かに頼ること。
自分の弱い部分を見せること。
もう一度、人を信じること。
幸せになるための変化でも、変化そのものは不安です。
「結婚したいと思っていたはずなのに、現実になると怖くなりました。」
「相手に問題があるわけではないのに、決められないんです。」
こうした迷いを聞いた時、仲人から見ても、
「お相手に何か大きな問題がある」というより、
「人生が変わることへの気持ちが、まだ追いついていないのだろうな」
と感じることがあります。
迷いがあるから、真剣交際へ進んではいけないわけではありません。
ただ、迷いの正体を相手の欠点に置き換えてしまうと、本当の不安は解決しません。
「この人でいいのか」と考える前に、「私は何が怖いのか」を一度考えてみてください。
相手への迷いと、自分の不安を分けて考える
真剣交際へ進む前に迷った時は、次の二つを分けて考えてみましょう。
相手について確認したいこと
誠実に話し合えるか。
金銭感覚に大きな違いはないか。
嫌だと伝えたことを尊重してくれるか。
将来の生活を一緒に考えられるか。
自分の中で整理したいこと
過去の結婚への怖さ。
一人の生活を変える不安。
親や子どもの反応。
まだ見ぬ相手への期待。
相手に解決してもらうべき問題と、自分の中で整理する問題は違います。
すべてを一つにして「この人でいいのか」と考えると、答えは見えにくくなります。
真剣交際へ進む前に確認したい5つの質問
自分を作りすぎず、自然に会話や食事を楽しめているか。
意見が違った時に、怒ったり避けたりせず話し合えるか。
住まい、仕事、お金、家族など、話したい未来が残っているか。
それとも、再婚や生活の変化に対する自分自身の不安なのか。
強い恋愛感情ではなくても、失いたくない気持ちがあるか。
真剣交際は、結婚の最終回答ではありません
真剣交際へ進むと聞くと、
と感じる方もいます。
しかし、真剣交際は結婚の最終回答ではありません。
ほかの方との交際を終え、一人の相手と将来について具体的に話し合う段階です。
住まい、お金、仕事、親、子ども、結婚の形。
仮交際では話しにくかったことを確認し、
「この方と本当に生活をつくっていけるか」
を考えるための期間です。
真剣交際へ進む時、100%の確信がなくても構いません。
大切なのは、
「この人なら絶対に間違いない」と思えることではなく、
「この人となら、まだ確認したい未来がある」と思えることです。
真剣交際へ進む時、
「この人しかいない」
と強く思っている方ばかりではありません。
「この人でいいかもしれない。」
「一緒にいて、大きな無理はない。」
「ほかの方より、この人とは自然に会い続けられた。」
そんな静かな気持ちで、一歩を進める方もいます。
その決断を前にすると、これまで見えなかった不安が出てきます。
また失敗したらどうしよう。
一人の生活を手放しても大丈夫だろうか。
親や子どもはどう思うだろう。
もっと良い人が現れるのではないか。
でも、それは必ずしも「相手が違う」というサインではありません。
自分の人生が本当に変わり始めたからこそ、怖くなっているのかもしれません。
迷うことは悪いことではありません。
ただ、その迷いをすべてお相手の問題にしてしまう前に、
「私は今、何が怖いのだろう」
と、自分の気持ちを一度見つめてみてください。
一人では整理できない時は、仲人と一緒に考えましょう。
進むように説得するためではありません。
続けるのか、立ち止まるのか、終えるのか。
あなた自身が納得できる答えを見つけるためです。
「この人でいいかも」と思えた気持ちは、妥協ではありません。
これから二人の未来を、もう少し詳しく見てみたいと思えた、小さくて大切な決意です。
怖くない決断なんて、案外少ないニャー。
迷った時は、相手の問題と自分の不安を分けて考えてみるニャー。
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