婚活は数を打つだけじゃダメ?|出会いを結婚につなげる6つの行動

婚活で出会いを結婚につなげるため、海から陸へ歩き出すペンギンたちのイラスト。「婚活は、数を打つだけじゃダメ?」の文字入り 婚活の悩み

婚活を頑張っているのに、なかなか結婚につながらない。

もっと申し込んだ方がいいのか、条件を見直すべきなのか。それとも、少し休んだ方がいいのか。

婚活では、努力することと同じくらい、努力の仕方を考えることが大切です。

車だって、アクセルを踏み続ければ目的地に着くわけではありません。ブレーキを踏むことも、方向を変えることも、マシンを整備することも必要です。

婚活も同じです。

今回は、婚活の迷走をやめるために、実際の行動をどう組み立てていくかをお話しします。

1.婚活は、数を打たなきゃ始まらない

いきなり身も蓋もない話ですが、婚活ではある程度の数を打つことが必要です。

もちろん、誰でもいいから申し込めという意味ではありません。

ただ、希望条件を細かく設定しすぎて、申し込める相手がほとんどいない。プロフィールを見ては悩み、結局誰にも申し込まない。

それでは、婚活は始まりません。

スポーツに例えるなら、フォームの研究ばかりしていて、実際にはほとんど練習していないようなものです。

では、婚活の基礎練習とは何でしょう。

私は、実際に人と会うことだと考えています。

プロフィールを見て想像していた人柄と、会って話したときの印象が違うことは珍しくありません。

写真では好みではなかったけれど、話してみたら居心地がよかった。逆に、条件は理想的だったのに、会話がどうにもかみ合わなかった。

そういう経験は、会わなければ得られません。

そして、お見合いを重ねるうちに、会話の仕方や相手への質問、自分の伝え方も少しずつ変わっていきます。

ただし、お相手は練習台ではありません。

一回一回のお見合いは、相手にとっても大切な出会いです。だから、目の前の人には真剣に向き合う。

数を増やすことと、一人ひとりを大切にすることは、矛盾しません。

良い婚活のやり方を考えるのは大切です。でも、そのための材料は、実際に動いてこそ集まってくるのです。

2.期待しすぎない。でも、一人ひとりを雑にしない

月に一人しかお見合いをしない人にとって、その一回はとても大きな出来事になります。

「今度こそ、この人と結婚できるかもしれない」

期待するのは自然なことです。

でも、出会いの母数が少なすぎると、一回のお見合いに必要以上の期待をかけてしまうことがあります。

そして、交際につながらなければ落ち込む。

次のお見合いでも期待して、また落ち込む。

これを繰り返していると、婚活が「失敗の数を数える活動」になってしまいます。

そもそも、お見合いで会ったばかりの相手と結婚するかどうかなんて、まだ分かりません。

最初に判断するのは、もう少し話してみたいか、もう一度会ってみたいか。その程度で十分な段階もあるのです。

もちろん、真剣に結婚相手を探していることは大前提です。

でも、真剣であることと、一回の出会いを成婚に直結させることは違います。

お見合いが成立しなかった、仮交際に進まなかった。それだけで、その出会いが無意味だったわけではありません。

相手に対して何を心地よく感じたのか。何が気になったのか。自分はどんな場面で緊張するのか。

次の出会いに生かせることもあるでしょう。

一回のお見合いは本番です。

でも、一回のお見合いで婚活全体の成否が決まるわけではありません。

入口は広く、結果は淡々と、目の前の人には丁寧に。

そんな姿勢で出会いを重ねてほしいのです。

3.出会いを重ねたら、今度は分析する

さて、たくさんの人と会ってみました。

そうすると、少しずつ分かってくることがあります。

「年収を重視していたけれど、実際には金銭感覚が合うことの方が大事だった」

「趣味が同じ人がいいと思っていたけれど、別々の趣味を楽しめる関係も悪くない」

「優しい人がいいと思っていたけれど、自分の意見をきちんと話してくれる人の方が安心する」

最初に考えていた理想と、実際に会って感じたことが違ってくるのです。

ここで必要なのが、分析です。

少し仕事のような話になりますが、婚活にも計画の見直しは必要です。

何人に申し込んだのか。どんな相手とお見合いが成立したのか。実際に会って、どこに魅力を感じ、何が合わなかったのか。

数字だけでは分からないこともありますが、感覚だけに頼っていても同じところをぐるぐる回ってしまいます。

例えば、希望条件に合う人に申し込んでもなかなか成立しないなら、条件の設定を見直す必要があるかもしれません。

お見合いは成立するのに交際につながらないなら、申し込み数を増やすより、会話や振る舞いを振り返った方がいい場合もあります。

そして、分析するのは相手のことだけではありません。

ちょっと、炊飯器の話をさせてください

少し前、炊飯器を買い替えました。

以前から内釜のコーティングが剥がれてきていて、そろそろ買い替えたいとは考えていたんです。

ご飯は毎日のように食べるものですから、どうせなら美味しく炊けるものがいい。予算は7万円くらいまで。家電量販店などで商品を見たり、どんな機能があるのか調べたりしていました。

ところが、実際に購入したのは、炊飯器を買いに行った日ではありません。

別の用事で立ち寄った、家電量販店でもないお店でした。

そこに、定価8万円ほどの炊飯器が半額で売られていたんです。

しかも、別のメーカーの商品も半額。どちらもお買い得でしたが、以前から調べていたこともあり、自分の希望により合うのはどちらなのか、比較することができました。

結果、より希望に合う方を4万円ほどで購入しました。

私は普段、4万円の買い物をその場で気軽に決められる性格ではありません。4万円は、私にとって決して小さな金額ではないんです。

もし何も調べていなかったら、半額という値札を見ても、それが本当にお買い得なのか、自分に必要な商品なのか、判断できなかったでしょう。

「一度帰って調べてから考えよう」

きっと、そうなっていたはずです。

でも今回は、すでに商品の特徴も、おおよその価格も、自分が欲しい機能も知っていました。

だから、予定外の場所で出会った商品でも、その場で決断できたんです。

決断が早かったのは、決して決断が軽かったからではありません。決めるための準備が、すでにできていたからです。

そして、もう一つ。

あれほど炊飯器を見て回っていたのに、実際に購入したのは、炊飯器を探してもいなかった場所だったんですよね。

婚活にも、こういうことがあります。

「この人こそ本命!」と気合を入れて臨んだお見合いが、思うように進まないこともあります。

反対に、それほど期待していなかったお見合いや、最初は候補に入れていなかった相手との出会いが、思いがけず結婚につながることもあります。

どこに良いご縁が隠れているかは、会ってみなければ分かりません。

だからこそ、最初から条件だけで可能性を狭めすぎず、いろいろな人と会ってみることにも意味があるんです。

そして、出会いを重ねるうちに、自分がどんな人といると心地いいのか、何を大切にしたいのか、逆に何が苦手なのかが少しずつ見えてきます。

最初は重視していた条件が、実際に会ってみるとそれほど重要ではなかったり、気にもしていなかったことが、意外と大切だったり。

そうした経験を積んでいれば、思いがけず素敵な人に出会ったときにも、その人の良さに気づき、自分なりに判断しやすくなります。

慎重な性格を、無理に積極的な性格へ変える必要はありません。

どこで運命の出会いが待っているかは分からない。でも、その出会いを運命にできるかどうかは、それまでの行動によって変わってくる。

出会いの数を増やすことも、出会った経験から自分を知ることも、どちらも大切な婚活の行動なんです。

4.仮交際はモテ期じゃない。ようやく相見積もりに入っただけ

お見合いを重ね、仮交際が成立するようになってきました。

おめでとうございます!

いわば、一次試験を突破して、二次試験に進んだようなものです。

ただし、ここで少し厳しいことを言います。

仮交際が何人も成立したからといって、モテているわけではありません。

ようやく相見積もりの段階に入った、と考えた方がいいでしょう。

結婚相談所の仮交際は、複数の相手と並行して交際することが認められている段階です。

ですから、複数人と会って比較すること自体は問題ありません。

ただ、仮交際になった相手は、単にデート相手を探しているわけではありません。

結婚を考えているからこそ、あなたとの関係をもう少し深めてみたいと考えているのです。

ここで、出会いを増やす段階と同じ感覚のまま活動してしまう人がいます。

新しいお見合いを次々と入れる。仮交際の相手も増える。週末の予定はいっぱい。

異性とデートする機会が増えて、なんとなく婚活が順調に進んでいるように感じる。

でも、肝心の一人ひとりとの関係は、なかなか深まらない。

これでは、仮交際そのものが目的になってしまいます。

仮交際に進んだら、むしろ一回一回のデートの比重を上げるべきです。

相手の価値観を知る。自分の考えを伝える。一緒に過ごす時間を増やす。

お見合いでは分からなかった部分にも、少しずつ向き合っていく必要があります。

そして、交際を続ける意思がないなら、早めに判断することも大切です。

婚活をしている人の中には、年齢や出産、仕事、家族の事情など、時間的な制約を意識している人もいます。

自分にとっては「もう少し様子を見よう」という一か月でも、相手にとっては大切な一か月かもしれません。

もちろん、焦って結論を出す必要はありません。

でも、結婚する意思がないと分かっている相手を、何となくキープしておくのは違います。

仮交際が増えてきたら、新しい申し込みを少し減らす。デートの時間を確保する。誰と関係を深めたいのか考える。

数を打つ段階は、そろそろ卒業です。

ここからは、出会いを増やす行動から、関係を育てる行動へ切り替えていきましょう。

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5.休むことも、婚活を進めるための行動

婚活は、思っている以上に疲れるものです。

好みの人になかなか会えない。期待していた交際が終わってしまう。断られることもあれば、自分から断らなければならないこともあります。

理由は人それぞれですが、つらいと感じる時期はあります。

そんなとき、私は無理に動き続けることが正解だとは考えていません。

静養も、婚活に必要な行動です。

特に活動が忙しくなると、毎週末お見合いやデートが入り、仕事や普段の生活との両立が難しくなることがあります。

疲れているのに無理して出かける。

会話に集中できない。笑顔が少なくなる。ちょっとしたことにイライラする。

本人には事情があるのでしょう。

でも、お相手にとってはどうでしょうか。

せっかく時間を作って会いに来たのに、相手が不機嫌そうだったら、良い印象を持つのは難しいですよね。

相手には、あなたが今週どれほど忙しかったのか、どれほど疲れているのかは分かりません。

そして、交際が進めば、忙しいときや余裕がないときの対応も、相手を知るための材料になります。

結婚生活は、いつも機嫌よく、余裕のあるときばかりではありませんから。

だから、疲れているなら休む。予定を詰め込みすぎない。会えないときは早めに伝える。

必要なら、仲人と相談して活動のペースを落とすこともできます。

ただし、休むことと、相手への配慮を省くことは別です。

連絡をしないまま放置したり、約束を曖昧にしたりすれば、相手を不安にさせてしまいます。

大切なのは、自分の状態を把握して、予定と行動をコントロールすること。

アクセルを踏まない時間も、マシンを整えるためには必要です。

休むことを、婚活からの脱落だと考える必要はありません。

ガラスの靴に合わせて、踵まで削らなくていい

婚活では、相手に選んでもらうための努力も必要です。

身だしなみを整える。会話の仕方を工夫する。相手の希望にも耳を傾ける。

でも、相手に好かれたいからといって、何もかも相手に合わせる必要はありません。

シンデレラのガラスの靴を履くために、自分の踵まで削ってしまったら、たとえ履けたとしても、その靴で何十年も歩き続けるのは大変です。

例えば、相手がテニス好きだからと、自分もテニスを始めてみる。

やってみたら意外と楽しくて、共通の趣味になるかもしれません。それなら素敵なことです。

でも、本当は苦痛なのに、好かれたい一心で毎週付き合い続けるとしたらどうでしょう。

結婚は、一度のデートを成功させることではありません。その先も続いていく生活です。

だからといって、「ありのままの自分を好きになってくれる人を探せばいい」という話でもありません。

ここで、ちょっとペンギンの話をさせてください。

鳥なのに飛べないペンギンは、魅力がないのか?

鳥なら空を飛べる方がいい。

そんな基準で鳥を選ぶなら、ペンギンはかなり不利です。何しろ飛べません。

でも、ペンギンが大好きな人だっているでしょう。

その人にとっては、空を飛べないことなんて大した問題ではありません。

あの丸っこい姿も、ちょっと不器用な歩き方も、たまらなく魅力的。

「なんて素敵なペンギンなの!」

そう感じる相手にとっては、飛べる鳥よりペンギンの方がいいんです。

婚活でも、高身長、高収入、容姿端麗といった、一般的に人気の条件をすべて備えている必要はありません。

背の高い男性が好きな人もいれば、小柄な男性が好きな人もいる。華やかな人に惹かれる人もいれば、少し無骨な人に安心感を覚える人もいます。

誰もが同じ相手を魅力的だと感じるわけではないんです。

ところが、ここでペンギンが、

「鳥なのに飛べないなんて、僕には価値がないんだ……」

と落ち込んで、飛べる鳥に認めてもらおうと必死になったらどうでしょう。

反対に、

「いや、鳥だって泳げてなんぼでしょ!」

と、自分の得意なことこそ一番価値があると言い張るのも、ちょっと違います。

ましてや、すでに泳ぎが得意なのに、魚に負けない泳力を身につけようと、泳ぐ練習ばかりしていたら?

本人は楽しいし、努力している実感もあるでしょう。

でも、婚活で必要なのは、泳ぎの大会で優勝することではありません。

自分の得意なことを伸ばす努力と、結婚に近づくために必要な努力は、必ずしも同じではないんです。

そして、ペンギンは泳ぎが得意でも、魚ではありません。

鳥なんですから、ずっと海の中だけで生きていくわけにはいきません。

陸に上がれば、あのよちよち歩きです。

そこで、

「陸の上だと、どうしてもよちよち歩きになっちゃうんだよね」

と素直に言えるペンギンなら、かわいいじゃないですか。

でも、

「俺は海に入れば速いんだから、陸でスマートに歩く必要なんてない!」

と開き直られたら、ちょっとかわいくないですよね。

婚活でも、似たようなことがあります。

「美容には興味がない」「おしゃれなんてイケメンがすること」「自分は顔がよくないから、どうせ何をしても同じ」

でも、流行の美男子になることと、身だしなみを整えることは別の話です。

無骨な男性が好きな女性だって、清潔感のある人を好むことはあります。

顔立ちが整っているから許されることもあれば、そうではないこともある。逆に、いわゆるイケメンでなくても、魅力的なパートナーに選ばれる人はいます。

相手が何を魅力と感じるかは、自分だけでは決められません。

恋愛も結婚も望まないなら、無理に婚活をする必要はありません。

でも、誰かと寄り添って生きたいと望むなら、自分の得意な場所から出なければならない場面もあります。

苦手なことを完璧にこなす必要はないんです。

苦手なら苦手だと認めて、不格好でもやってみる。その姿を魅力的だと感じてくれる相手だっているでしょう。

飛べる鳥になる必要はない。でも、よちよちでも、自分の足で歩く必要はあるんです。

自分に必要な努力は、自分だけでは見えない

ただ、何を頑張るべきなのかは、自分では案外わからないものです。

「もっと自分の軸を持った方がいい」と言われて、ますます頑固になってしまう人もいれば、「もっと相手に合わせた方がいい」と言われて、すでに十分我慢しているのに、さらに無理を重ねてしまう人もいます。

自分を過大評価するのも、過小評価するのも、婚活では判断を難しくします。

だからこそ、仲人でも、友人でも、身近な知人でも構いません。ときには自分以外の人の意見を聞いてみてください。

自分では欠点だと思っていたことが、それほど問題ではないかもしれません。反対に、長所だと信じていたことが、相手にとってはあまり重要ではないこともあります。

もちろん、他人の意見を何でも受け入れる必要はありません。

自分の軸は持つ。でも、自分の主観だけで婚活を進めない。

踵を削ってまでガラスの靴に合わせる必要はありません。

でも、自分に合う靴を見つけたいなら、履いてみることも、歩いてみることも必要です。

そして、ときには誰かに「この靴、ちょっと無理していない?」と聞いてみる。

そんな行動も、婚活を前に進めるための大切な一歩です。

運命の出会いを待つより、出会いを運命にしていく

婚活は、努力した分だけ必ず結果が出る活動ではありません。

たくさんの人と会っても、すぐに良い相手が見つかるとは限らない。

条件を見直しても、交際を頑張っても、思いどおりに進まないことはあります。

それでも、自分でできることはあります。

出会いの数を増やすこと。経験を分析すること。相手との関係を育てること。

疲れたら休むこと。そして、自分に合った努力の方向を選ぶこと。

結婚相手は、最初から「運命の人」だと分かる相手ばかりではありません。

出会って、話して、迷って、ときには意見がぶつかって。

それでも二人で暮らしを作っていくうちに、いつか振り返って「この人と出会えてよかった」と感じることもあるでしょう。

運命だったから結婚するのではなく、結婚した相手との人生を、運命だったと言えるものにしていく。

そのために必要なのは、ただ頑張り続けることではありません。

心には情熱を、頭には冷静を。

アクセルを踏むときも、ブレーキを踏むときも、自分がどこへ向かいたいのかを忘れずに。

婚活の迷走を終わらせるために、今の自分に必要な行動を選んでいきましょう。

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